■■夏の終わりの軽井沢でピカソ☆■■
2016/06/30
8月28日土曜日の昼下がり、「ピカソと7人の女~画家とモデルの情熱恋愛」なるテーマで、お話をさせていただきました。
実際には「ピカソと10人のミューズ」をご紹介。私の話を聞いて、「どう考えてもミューズと呼べるのは5人だろう」と思う人がいたり、「全員ミューズ、ぜったい」と思う人がいたり、さまざまだったりしたら面白くていいな、と考えています。
トークサロン、トークショーというのは、その日の体調、精神状態、準備状態、参加者の人数、男女比、年齢層、好意悪意……いろんな要素がからみにからみあって、だから、ほんとうにそのときどきで、さまざまなにおい、色彩ができあがります。
今回は会場も、参加者がつくりだす空気感も、とても心地がよく、おそらく最高に近い条件が整っていたと思います。(45名くらいの方が参加してくださったのかな)。私の状態がいまひとつだったことだけが残念。でもこれもありのままの実力。次にいかします。
軽井沢アートコントラーダのみなさまの、誠意あふれるお気づかい、おひとりおひとり抱擁したいほどのものでした。自制しましたが。ほんとうに嬉しかったです。私は幸せだこんなにしていただいて、と思いました。ほんとです。
自分が住んでいる特殊な町、軽井沢でのトークサロンだったので、ある意味で初体験でもありました。軽井沢セレブがずらり、というのも、わあ、とびっくりしました。
東京など遠方からいらしてくださった方も少なくなく、またしても抱擁衝動が。
ピカソ。いつかちゃんと一冊にまとめたい。まとめなければ。
「自己を探求するということにかけた芸術家がエゴイストであるのは当然なのかもしれない。
ピカソは自分自身が受けた悦び、相手に与えた悦び、苦痛、おびえ、醜さ、そういうものをすべて日記のように、作品に描いた。
それはどれも他の人たちの経験を題材にしたり、一般論的なものなどではもちろん、なかった。
すべてが彼自身の経験だった。私は、自分自身の身体で頭で、人生について知る人が好きだ。
そういう人は、たくましい。
そうか、私はたくましい人が好きなのだ。すっきりした。大切なことを知ったような気分」(ノートの走り書きから)