ブログ「言葉美術館」

■■幻覚を破って■■

2016/06/11

20130214真理をわきまえる」とは、幻覚に凝り固まったこの世で、その幻覚を破れる能力があることです

 

たとえば、生きることは幸福で尊くて楽しいものだと思っているが、それは幻覚です。

生きることは残酷な連鎖なのです。

生きることは「苦」です。

悩み苦しみに満ちているのです。

「真理をわきまえる」人とは、我々の認識を隠している膜を破る人なのです。

苦しみを乗り越える方法を教えてくれる人なのです。

このような人が、実際にいます。それはお釈迦様です。

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うーん。

お釈迦様かあ。お釈迦様の教えに出会えばいいのですよ、とアルボムッレ・スマナサーラさんは言う。スリランカ上座仏教長老、という地位にある人だ。

読みやすい本ではなかったけれど、私がいつも思っていることがいくつか書かれていて、面白かった。

世間はバレンタイン・ムードがあふれている。

稀にこのムードにすうっと乗れる年もあって、そんなときは、ふだんお世話になっているなあ、と思う殿方たちにチョコレートを贈ったりするのだけれど、たいていは乗れない。

クリスマスと同じく、頭のなかがクエスチョンマークではちきれそうになる。

なぜ、それをするのですか? が頭から離れない。とっても苦しくなる。

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