◇おしらせ ブログ「言葉美術館」

◆新刊◆「シャネル哲学」のお知らせ

2021/03/23

 

 出版社ブルーモーメントからの3冊目の本が発売されます。発売日は3月23日。

 タイトルは「シャネル哲学」。「ココ・シャネルという生き方」再生版。

 今年2021年はシャネル没後50年。「No.5」発売100年。

 書店には、シャネル関連の本がずらりと並びそうです。

 さて。

 再生版なのだから、いわゆる文庫化のようなもので、再生版あとがきだけ書けばいいんでしょ、と思いたいところですが、違います。

 今回はとくに違います。

「ココ・シャネルという生き方」を出したのは2009年。

 あれから12年。「新事実」なるものがあれこれと明らかにされてしまったものですから、今回の再生版を出すにあたって、新たな資料を読みこみ、「新事実」をもりこみ、それに対する私の考察を入れ……要するに、一冊の本を書いた、までは言わないけれど、一冊の本を書き上げたのにかなり近い労力を投入しました。

 とくに、第二次世界大戦、「シャネルのスパイ疑惑」。この部分はかなり調べました。そして新たなコラムも書き足しました。

 私が書いたシャネルの本として、これが残るならよしとしよう。そう思えます。

 なので、すでに「ココ・シャネルという生き方」をお読みくださった方にも、お勧めできます。

 

 今回のカバーの写真は、前回のオードリー、マリリンとは違って、最後の最後まで迷いました。

 第1候補としていたある写真が、権利の関係で使用できないことが最初のガックリだったのですが、「これが使えないとなると、さて、どれにしょう」というところであれこれ候補が出てくるわけです。

 娘のインスタグラムのフォロワーの方々の意見、デザイナーの佐織さんの意見、それから娘の意見、そして私の意見、あれこれと考えた結果、決まったカバー写真です。

 シャネル54歳のときのです。いまの私と同じ年齢。かなり険しい表情。

 文庫のほうの「ココ・シャネルという生き方」のカバーの写真と同じ日に撮られたものです。

 

 今回もカバーの紙質、色合い、本文デザイン、細部にこだわりがあり、美しい本になったと私は思います(私は書いただけでそのあたり、何もしていませんが)。

 

★予約販売がすでに開始されています。
★予約特典としては、サイン(あり、なしは選択できます)とオリジナル栞(No.5の香りを添えて)。★特典つきは3月13日までとなります。
★こちらからご予約いただけましたら、嬉しいです。

■3/23追記■

■本日発売日です、の記事

ブルーモーメントのサイトからぜひ。

■3/12新刊を手にとった喜びの記事

-◇おしらせ, ブログ「言葉美術館」