*フェイスブック記事 ◆私のアナイス ◇おしらせ ◇アナイス情報 アナイス・ニンという生き方 ブログ「言葉美術館」
*FB*アナイス・ニン★ トークイベントのご報告
ごきげんよう。
地震のニュースにさまざまにこころ乱れ、涙したり、そんななかでも今日という一日を、自分の生活を、生きなければならない、そんなふうに想う深夜のエントランス。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
今宵は、日曜日の午後に開催されたイベントのご報告です。
「作家ガイド アナイス・ニン」の刊行を記念してのトークイベント、日比谷シャンテ3階の「HIBIYA COTTAGE」、彩流社の真鍋知子さんのナビゲートで、杉崎和子先生、山本豊子先生とともにアナイス・ニンの魅力をお話してきました。
私はこの本の著者ではなく、アナイスのファンを代表して、みたいな立ち位置。
ですから、好き好き好きー、こんなところあんなところが好きーと言っただけのような気がしないでもないですけれど。
20代の終わりからずっとアナイスがそばにいて、まだ、そばにいて、気づけば、アナイスとすこし似た人生を歩んでいるようで、それは、そうしようとしてしている部分と、そうしようとしているわけではないのに、そうなっている部分とがあって。
そんなことを、あらためて考えたのでした。
私が生まれた1966年はアナイスが来日して中田耕治先生(はじめてアナイスを日本に紹介した作家。私が大好きなひと)に逢った年。
杉崎和子先生がアメリカではじめてアナイスに逢った年。
ただそれだけなのですけれど、「好き」になってしまうと、どんなことにも意味を重ねたくなるのは恋愛と同じね。
イベント後のお茶の席で、矢川澄子さん亡きあと、アナイスを引き継ぐのは路子さんしかいません、なんて、椅子から転げ落ちるくらいびっくりするような言葉をいただいたりして、単純な私は、アナイスの本を、多くのひとに読まれるようなアナイスの本を書きたい、書かなくちゃ、という気持ちを強くしたのでした。
会場はあたたかな雰囲気で。
常日頃から私を支えてくださる方々もいらしてくださって、みなさまに見守られている感いっぱいで、しあわせでした。
黒以外の服を着るのはアナイスのときくらい。
紫がアナイスのイメージだから。
あんまり登場回数が多くないけれどもう10年くらいになるかしらね、たいせつにしてるワンピース。
本日の言葉のプレゼントはアナイス・ニンから。
「舞台をすべて演出し、コントロールしているのは、たしかに私かもしれない。だが、その私もまた、この舞台の上で踊っているのだ。そのために、私は信念と夢とを捧げている。この芝居は私の信念があればこそ、成り立っている」