ゆかいな仲間たち よいこの映画時間

◎12本目 「ドリーマーズ」

2017/06/24



み:これいつの? 凄く傑作。

り:2003年ですって。確か18禁の映画ですが映画館で観た気がする。パンフレットも持ってるし。しかも高校生の時に同級生と一緒に観に行ったかと。18歳なってたかな…。

み:なってないんじゃないの?(笑)

(調べてみると、日本公開が2004年だったので、18禁はギリギリクリアしていたのかしら…。)

み:いやー良かった。凄く好み。ベルトルッチ監督ね。最後何でピアフが流れてたんだろう。良いなあ。

り:良い終わり方でしたよね。

み:ぞわーっとした。思い入れがあるから余計に。

り:音楽が印象的。

み:「ラ・メール」は2回使われているわね。

り:最初はエヴァ・グリーン演じるイザベルが服を脱ぐ時に。2回目はイザベルが、マイケル・ピット演じるマシューを自分の部屋に入れた時。
以前、暗闇の中から黒い手袋を付けてイザベルが登場するミロのヴィーナスシーンが物凄く美しいと話しましたが、そのシーンよりも「ラ・メール」の曲に合わせて服を脱ぐシーンの方が美しいと当時感じていた事を思い出しました。もちろんヴィーナスのシーンも美しくて好きです。あと、この「ラ・メール」聴いて、自分が死んだ時はこの曲を流して欲しいって思っていた事も思い出しました。

み:これは誰のシャンソン?

り:確かシャルル・トルネが唄ってます。

み:歌はどんな内容?

り:(調べ中…)これを聴いてイザベルが泣き出すシーンありましたよね?

み:あの理由を教えて!

り:私も知りたい! 私この映画は、いまだに分からない事が多いです。

み:私もよ。でもこの映画は監督も全部分かってもらおうと思って作っていないと思うの。だからそれが一つの魅力。特にイザベルが一番揺らいでいる時期の人。泣き出す時に、マシューが曲を聴いちゃだめだって言ってるけど…。あっ、このサイトはアルチュール・ランボーの有名な詩の説明が一緒に載ってる。


また見つかった

何が? 永遠が

太陽と共に去ってしまった

海が

これはダンディOさんが配給した「気狂いピエロ」で最後のセリフとして使われてるの。もしかしたら、「ラ・メール」の詞の中に含まれている「永遠」というテーマに繋がるのかもしれない。イザベルがルイ・ガレル演じるテオに関係の永遠さを求めたり、彼にその言葉を求めるけど、もし繋がりがあるとしたら「永遠」なんだと思う。


り:イザベルが泣き出した時、テオは他の女の人と会っていましたよね? 今迄イザベルとテオは双子という2人の世界で過ごしてきたのに、テオは他の女の人と、イザベルはマシューを選んだ時に、テオと離れる恐怖感みたいなのを自身の中に感じたんですかね。

み:そうだと思う。でもマシューは共有物なのよね。マシューがその世界からイザベルを引き離そうとするためにデートをする。イザベルは違和感を抱きながらも、楽しいなって帰ってくる。でもテオが自分とは運命共同体では無い女と一緒にいる事で、物凄い恐怖感があったんだと思う。だからやっぱり一卵性双生児では無い人には分からない部分かもしれない。

り:魂が繋がっているというか。

み:そういう風に言うものね。考えている事が分かるとか。

親に関係性を知られたら自殺するわってイザベルが言っていたでしょう? 知られたと分かった時に、本当にガス自殺をしようとする。イザベルは妙に親に対して良い子なのよね。その辺のアンバランスさがある。

私も全部は網羅していないけど、グレタ・ガルボが出てきたり、マレーネ・ディートリヒが出てきたり。昔の映画のオマージュがいっぱいある。私は多分半分くらい分かっていないけれど、全部よく知ってる人にはたまらない。映画オタクの話だから、ちょっとシンパシー感じる。このシーンはなーんだ?とかね。

り:(笑) やりたいですよね。

み:やりたいわね。親がバカンスに行っている間、好き勝手にやって、運動にも加担していたのに五月革命中の社会からも離れて、テレビも観ず、部屋に籠って過ごし、食料が尽きたりもする。その夢のようなひととき。だからこそ、ちょっとこんな風な時間を過ごしてみたいと思った。


り:うん。それは凄く思う。昔からこの映画の中の世界に憧れがあるんです。

み:私、今もある。3人とも若い子達だから、若さの特権みたいな見方をする人もいるかもしれないけれど、私はこの中に身を投げ出したいと思う。歌を聴きながら脱いでいきたい。ちょっと違うものが出てくるかもしれないけれど(笑) でも本当に良かった。綺麗だし。ミロのヴィーナスのシーンはゾクッとしたね。あれちょっと使おうかなって。

り:3人とも魅力的なんですよね。特別美しいとか、特別かっこいいわけではないけれど。

み:ルイ・ガレルは特別感あるけれど。やっぱり彼のまなざしがたまらないわね。かっこいい俳優あまりピンとこないのに。でも思ったの。私、あまりかっこいい人が好きじゃないって言いながら、実は金城武は好きなの。ルイ・ガレルに似てるよね? 最近のルイ・ガレルでは思った事無いけれど、ぷっくりの若い頃と、昔の金城武が似てると思った。しかし、ベルトルッチも好きな様に撮って、見たいものを見てるなーって。何で上半身着せて、下半身着せないんだろうって。 ジャケットよ?(笑)

り:(笑) 緑のね。

み:そう、グリーンの。 映画監督しょうもないなって思ったもの。しかもそのまま外に出しちゃうしね。


み:でも日本はぼかすからね。見せてくれよー(笑)

り:あれぼかしちゃダメですよね。

み:ぼかしちゃダメよね。

り:マシューがイザベルの写真を下着の中に隠してるシーンでも、ぼかしてたら何だか分からないですよね?

み:そうそう。あとイザベルが処女だったから、マシューとのセックスで血が出るけれど、あれもぼかすから何があったの? 何か掴んでるの? 何かが入っていたのかな? って色々深読みしてしまって。

り:シャルロット・ゲンズブールが出演している「アンチクライスト」でもぼかされているシーンがあったんです。ぼかされて何も分からないんですけど、そこのシーンって見えていないと話の意味が繋がらない所だっていうのが後々分かったんです。だから、そういう所がおかしい。エロティックとかそういう部分フォーカスではなくて、映画自体の意味が…。

み:成立しないのよね。この映画のぼかしはいらないと思う。

り:しかも男で比べると、マシューだけはぼかしがあって、テオにはぼかしが無いんですよ。

み:全部ぼかされている訳ではないものね。ぼかしの無い部分もあった。ちょっと見えたみたいな。あれは映倫の好み?(笑)

り:フランス俳優と、アメリカ俳優の扱いの違いですかね?(笑)


み:そうなのかしら。 マシュー役のマイケル・ピットって最近何か出演してる?

り:出てますよ。最近もフランス映画祭で上映されていた、イザベル・ユペールとヴァレリア・ブルーニ・テデスキ出演の「アスファルト」。あとは「 ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」とか。あとは、ミヒャエル・ハネケの「ファニーゲーム U.S.A.」。

み:あんまり特色が無いから、出演していても忘れてしまいそう。

り:嫌いじゃないんですよね。ちょっと気持ち悪い系の顔ですけど。

み:私は全然ダメ。でも好きでしょう?

り:うん。ちょっと変な役が多いかも。

み:衣装とかお部屋の感じも好き。

り:部屋良いですよね。

み:うん。美的感覚としても凄く良い。

り:イザベルが最後に着ている服、好きです。

み:あれはネグリジェなのかしら? ドレス? 下着無しで着ているから、ヘアも見えるけれど、美しいよね。

り:内容難しいですね。

み:私はベルトルッチが意図してやっている事の、10分の1くらいしか分かってないと思う。でも凄くメッセージ性もあるしね。

り:ベルトルッチって、これしか観てないんです、私。

み:そうなの?

り:「ラストタンゴ・イン・パリ」とか有名なのに。

み:最近物議を醸しだしていたの知ってる?

り:知ってます。了承を得ないでレイプシーンを撮影したっていうのですよね。

み:当時も物議を醸しだしていたし、アナイス・ニンも嫌っていたみたい。

り:路子さんはどうでしたか?

み:タンゴもあるし何回か観たけれど、あまり好きじゃない。


み:イザベル役の女優さんも最近映画出演してる?

り:出てますよ。最近もティム・バートン監督の映画に。割とアメリカの映画によく出ているイメージが。ボンドガールもやってました。

み:綺麗なんだか綺麗じゃないんだか分からないわね。ちょっとヴァレリア・ブルーニ・テデスキに似ているような気がする。

り:よりも、もう少しかわいい感じ。

み:どのシーンが一番好きだった?

り:やっぱり「ラ・メール」で服を脱いでいくシーンかな。さっきも話しましたが、お葬式の出棺の時に流してほしい曲だなって思ったし。

み:今も?

り:うん。「ラ・メール」が良い。

み:私は何にしようかな。

り:それかピアフの「いいえ、私は後悔しない」が良いと思ってるんです。でも両方の曲がこの映画で使われていたんですね。私のお葬式用映画みたい(笑)

み:私も「いいえ、私は後悔しない」って誰かに言った事がある。今は何にしようかな…。

み:前も何かの映画で話したかもしれないけれど、日常が池とか湖みたいな停滞している水面だとしたら、それに一石を投じると広がる波紋のようなものが映画の楽しみだと思うの。それが「ドリーマーズ」には凄くあった。いかに自分自身で自分の人生をつまらなくしているかと思った。期限付きであろうと、1日2日であろうと、自分の本質的な何かを解き放つ様な時間をもっと持たないと、1度しか無い人生だし、好きなように出来る時間はそんなに無いのだから、もったいないなって思わされた。

り:この双子に関しては、そういった抵抗というか躊躇いが無いですよね。

み:一切無い。だからマシューは戸惑いながらも2人に惹かれていくけれど、でもその双子がそれで幸せかっていうと別にそうではない。頭が悪い訳では無いけれど、関心を持ってそれについて勉強しているようには見えないから。

り:流される。


み:うん。最後のデモのシーンでも流されてしまう。でもマシューはそこで自分の世界へ戻って行く。非常にアメリカ的だけれども、暴力では無く頭を使おう、愛を使おうって。マシューは大学生であり知識を得ている人物というのが、その場面で違いとして出るわね。

り:テオもお風呂のシーンで暴力反対って言ってましたけど、やっぱり流されてしまう事で…。

み:流されてしまうのと、マシューとの議論の中で「お前は何もしてないじゃないか」って言われたのが凄く引っかかってたんじゃないかしら? 両親の良い家に住み、美味しいお酒を飲んで、デモにも関わってない。現実と関わらないで、形だけの事をやってるって言われた事も残っていたんだと思う。お風呂のシーンでマシューがヘアを剃られそうになった時に物凄く怒るでしょ? あれはやっぱり、おかしいおかしいって溜まっていたものが爆発した瞬間なのかしら?

り:そうだと思います。

み:そうよね。あれが1日目にやられていた事なら、素直に従っていたかもしれない。

り:流されて。最初から所々この双子はおかしいな?とは感じていますもんね。お父さんがイザベルを触る手つきだったり、テオとイザベルが全裸で一緒に寝ているとか。そのんんっ?と思っている所に巻き込まれて過ごし続けていたら、爆発しちゃいますよね。

み:映像が本当に美しかった。

り:本当は汚いシーンもあるんですけどね。部屋とかも汚いんだけれど綺麗。

み:そうなの! 本当にそう。別に綺麗に掃除している訳では無いのに。

り:ゴミ捨て場とかも映っているし。

み:でもゴミ捨て場から拾い集めてきた臭い食材でさえ、ゴージャスに見えるあれは何?(笑) やっぱり色の遣い方とかも上手なんだと思う。

り:あの年代の色っていうのはあると思いますが、それにしても目立ちますよね。

み:「クリスチナ女王」のオマージュ部分で、グレタ・ガルボが部屋を記憶するシーンが好きだった。

り:部屋を触っていくシーンですね。

み:まあちょっとイザベルのエキセントリックさは鼻につくけれど、若いから許す。

り:「はなればなれに」のオマージュの美術館で走るシーンも好きです。無邪気な感じで。

み:ああ! ゴダールに対してのオマージュが結構あるわよね。

り:映画とのマッチングが本当に上手いですよね。

み:上手いわよ。

り:浮いている感じが全然…。

み:しない。

り:私、「ドリーマーズ」で使われている映画は「フリークス」しか観た事無い。

み:「フリークス」ってどんなの?

り:「仲間だ、仲間だ」って言ってる場面です。

み:ああ!

り:何でそれだけ観てるんだろう(笑)

み:不思議なのを観てるわよね。映画オタクとしては観ておかなければいけないものは観ていなくて(笑)

り:そうそうそう。

み:これは皆に薦めたい。

り:良いですよね。特に映画が好きなら、観ていなくても映像の使われ方が面白いし。色々な人に薦めてはいたのですが、反応が無くて。


り:3人でお風呂に入るシーンも好き。

み:お風呂のシーンでは「モダーンズ」という映画の、男の人が女の人の脇を剃るシーンを思い出した。凄くそのシーンが好きで、お風呂のシーンを観ながら「モダーンズ」のそのシーンがまた観たいって思ってた。

り:公表されて使われている映画以外でも、色々思い出す感じがします。

み:うん。なんだろうね。私、3人でするのかなって思っていたの。けどそれは無いのよね。男同士でも無い。

り:同性愛的なニュアンスはありますよね。テオの裸を見て何か感じてる。

み:テオのマスターベーションのシーンの後に、テオがマシューに「感じた?」って聞いたりしているから、この2人も何かあるのかなって思っていたのだけれど無いのよね。でもこの映画ってセックスがどうのっていう話では無いし、マシューとイザベルがセックスしているシーンでうわあぁっていうものも無い。


り:私は寧ろ2人がセックスしている横で目玉焼きを焼いているテオのシーンが気になった。

み:それはルイ・ガレルが好きだからでは無く?

り:シーン自体が印象的だから。

み:私、テオが目玉焼きを焼いているシーンって、「ひまわり」の…。

り:卵24個のオムレツシーン!!

み:そうそう! あのオマージュかなって思ったの。

り:そうなんですかね。胸焼けするシーンですよね?

み:そう。セックスに備えて精力を付ける為にマストロヤンニが卵を沢山食べるけど、そのシーンじゃないかしら? それを精力付けさせる為にでは無く、セックスする2人を見て、連想で卵を大量に出してきていくつも目玉焼きを焼いている感じ。

り:そうかな…そんな感じがしてきた!!

み:だって映画オタクなら絶対に連想すると思うの。何で卵なんだっていう理由はそれしかなかった。

り:すごーい! そうやって探せば他にもありそう。

み:これは暇だったらずーっと探せる。多分この映画のフリークいると思う。

り:ああそうか。私がおっぺけぺーだと思っていたシーンがねえ。

み:何おっぺけぺーって?

り:「ひまわり」のシーン。

み・り: ―大爆笑―

り:海辺で愛撫をしていたらピアスを飲み込んでしまうシーンと、卵24個分のオムレツを作って食べるシーンを観て、なんておっぺけぺーな映画なんだろうって思いながら最初観ていて。

み:違うわよ。シリアスで凄く感動的な名画なのよー!

り:後でそう気付く。恋愛の初期の2人がバカやっちゃうみたいな感じですよね。

み:そうそう。「ドリーマーズ」の映画の中で、恋愛っていうものは無いわよね…でもマシューからイザベルに対して持つ感情は恋愛か。

り:ほぼ一方的。イザベルに関しては、恋愛というよりは兄弟愛に近いというか、延長線上の関係。やっぱり付属品の様な。テオも言ってましたよね。3人一緒っていうのは無いって。

み:結構きつかったものね。それだけははっきり言っとくけどって。引き込んでおいて、それはないだろうって私などは思いましたけど。

り:初めての拒絶というか。

み:垣根を作ったというかね。

り:あんなに初めから受け入れていたのに。



~ここからしばらくは2人の脱線話が続きます~

み:全然関係無いけれど、イザベルの胸があまり好きじゃないのよね。

り:乳輪がデカいですよね。

み:乳輪が大きい人っているけれど、私がもしレズビアンだとしても、この胸に口を付けるのは嫌だなって思いながら観ていたのだけれど。

り:それは形とかですか?

み:乳輪の大きさ。

り:更に脱線しますけど、私この映画を同級生と観た時に、凄く乳輪がデカかったっていう話をしたんです。

み:衝撃の乳輪だったでしょう?

り:衝撃の乳輪!

み:りきちゃんの好きな場面だから控えていたんだけど(笑)

り:私もどのタイミングで言おうかなと(笑)

み:凄く美しいって言っていたから、乳輪の大きさにちょっと衝撃を受けた事をどうしようって思っていたのだけれど。

り:そこは別問題。リュディヴィーヌ・サニエもデカいんですよね。

み:サニエも大きい。

り:だからフランス人って、乳輪大きいのかなって勝手な想像をしているんだけれど。

み:大きいのかな? そんな事ないわよ。

り:ちょっと色々知りたい。イザベル・ユペールも少し大きかったような。ちょっと濃いめの乳輪デカいみたいな。

み:じゃあフランス人って大きいのかしら。

り:だから私はそういうイメージがある。

み:他にフランス人のヌードあるかしら。

り:今度から気にして観てみよう(興味ないくせに)。

み:私の好みとしては、大きいのでは無い方が好き。だからちょっとイザベルとはなーって。惜しいのよね。胸が大きいのは良いのだけれど。あのシーンはとても美しいのに、私は衝撃の乳輪でああ!って思って(笑)

り:胸が大きいと乳輪が大きくなるとかですか?

み:そんな事は無いと思う。

り:今度から出てきたら写真撮っておこうかな。

み:ちょっとそれ統計とったら面白いと思うわよ。


み:ついでに言うと、マシューのあれがダメ…口に出せないけど…乳首が。

り:出っ張っている感じ?

み:出っ張り過ぎ! (笑)

り:時々いますよ、凄く出っ張っている人。あれはでも大きくなるんですよ。大きくなりませんか? 女性がどうなるかわからないけれど。

み:興奮すると少し大きくなるのは分かるけれど。成長と共に?

り:いえいえ。弄られ過ぎると大きくなるみたいで。

み:弄られ過ぎると大きくなるの? 嘘よー!

り:本当なんですよ! 凄く出っ張っている人いるんです。吸われたり、引っ張られて開発された人。

み:でも授乳する前と後では違う。だから開発されて形が変わるっていうのは分かるような気がする。アフリカの人とかが耳たぶに重たいのを付けると、びよーんって大きくなるのと一緒だと思う。違うかしら?(笑)

り:それと一緒か(笑)

み:じゃあマシューは私生活でちょっと弄られ過ぎでああなったのかしらね?

り:まあ元々そういう人もいるかもしれないですけどね。

み:男の人で、その部分を求める人と、あまり弄られるのが好きじゃない人っているわよね。あれは不思議。でも身体綺麗だった。イザベルが這って歩くシーンがあったけれど、一切重力によってお腹の肉が垂れていなかったの。私もう衝撃的だったわ。凄く鍛えている訳でも、ガリガリに痩せている訳でも無いのに、這った状態でお腹が真っ平なの。若さと言ってしまえばそれまでですが、綺麗だなって憧れながら観てた。マシューは肌あまり綺麗じゃないでしょう?

り:お尻とかもボツボツ。

み:ファンデーションとか塗って欲しかった。それに比べて、ルイ・ガレルの綺麗な身体。

り:お尻綺麗でしたね。

み:ねっ。眺めていたいというか、触りたくなっちゃうお尻よね。さすが双子という設定だけあって、2人のヌードが綺麗で、マシューがあまり綺麗では無いから、マシューとイザベルのセックスシーンでのイザベルの腿の肌の綺麗さが際立っていたわね。

り:光の当たり方だけでは無いですよね。

み:あの子は本当に美しい。そうでなければ脱がせないと思う。3人で過ごしている時も皆ちゃんと服を着ていないし、監督の好みに間違いないだろうけれどグリーンのジャケットだけで歩かされたりしているけれど、ああいう風に裸に近い格好でいるって事は精度を高めると思う。「軽井沢夫人」でも書いたと思うけれど、そこは本当に大事よね。

り:普通の真っ裸よりもエロティックさはありますよね。まあ裸に靴下はちょっと違うと思うけれど。

み:あれはわざとよね? しかも白い靴下。

り:穴があいてたりして。

み:だから真っ裸よりも、着ている方が全然エロティックなのよ。

り:そういう部分はとても上手いですよね。

み:上手い。でも真っ裸が好きな人の方が多いでしょう?

り:そうだと思いますよ。ノンケ男子の意見はわからんが。

み:男子同士は真っ裸になるのが基本?

り:まあそれは好みもあるとは思いますが。

み:女性だとキャミソールだけを着るとかあるけれど、男の人ってシャツだけとかかしら? 下は脱がなきゃいけないものね。

り:うーん。脱ぐのが基本なのかな…。まあ場所によっては着ていたり。一部分だけ見えているというのは、やっぱりエロティックかもしれない。

み:そうよね。私も「軽井沢夫人」の中で再三書いているけれど、何か着ていたり、ガーターだけを残していたりだとか、身体の一部を何かで覆われているという事で際立つと思うの。だけど男の人は全部ぴゅんぴゅんぴゅんぴゅんって脱がしちゃいたいと思っている人の方が圧倒的に多い気がする。

り:こういう言葉づかいだと違うとは思うのですが、一般的に服を着ているのが正常だとすると、その正常の中に異常さがあるとドキッとしますね。

み:そうなのよね。だからそういうのを凄く感じた。ミロのヴィーナスのシーンも、手袋と腰から下の布とそれだけだものね。

り:昔そのシーンを観た時に、バックがもっと暗くて、ミロのヴィーナス感が特に際立って見えていた気がしましたが、テレビの精度の違いなのかしら。もっと暗闇に近い感じだったような気がするんですよね。こんなに明るかったっけ?って今日思いました。でもそれにしても、本当に手が無いように見えますもんね。凄く綺麗。

み:先日の「花様年華」の美しさにブログでは猛省したって書いたけれど、「ドリーマーズ」でもちょっと反省してる。マシューは去っていくけれど、あの双子は今後どうなるのかしら。

り:マシューの替わりが来たとしたら2人は何か変わると思いますか?

み:変わらない。

り:変わらないですよね。

み:多分、マシューに会う以前の日常が繰り返される気がする。親が帰ってきて、でもそれに関してはノータッチで。だって小切手置いてまた家を出てくものね。

り:あのお母さん良いですよね。お父さんの動揺っぷりも。でも、イザベルが自殺するって言っていて、未遂まで起こしていますけど、そういった後での親との接し方ってどうなるんですかね? 親に見られる前と、見られた後だと違うと思うのですが。

み:無かった事にするのかしら?

り:親がそのまま出ていくとか?

み:それは無いわよ。お父さんも何となく現実と関わっていない感じがするもの。どちらかというと、テオの方が外部と関係を持てて、イザベルの方がテオに対しての依存が強いかしらね。りきちゃんはやっぱりセンス良いわね。私、りきちゃんが選んだ映画、観る度に隠れた名作だとか言ってる。これは良かった。

り:「アメリ」とか「8人の女たち」もおしゃれだと思いましたけど、この映画を観てもそう思っていました。これって、「アメリ」とか「8人の女たち」みたいにはっきりした色の映像では無いし、いわゆるパリの美しさも出ていないのに綺麗。

み:やっぱり役者の美しさが際立っているからなのかしら。

り:本当にこの3人良い。



~今回の映画~
「ドリーマーズ」 2003年 イギリス・フランス・イタリア
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:マイケル・ピット/エヴァ・グリーン/ルイ・ガレル

-ゆかいな仲間たち, よいこの映画時間