☆３２本目『恋のモンマルトル』

2019/09/08 2025/11/09

【あらすじ】
キャバレーで人気の歌「Zig Zig」を唄うダンサーのマリー（カトリーヌ・ドヌーヴ）とポリーヌ（ベルナデット・ラフォン）。
パートナーであるふたりには家を建てるという夢があり、お金を貯めるために娼婦としても働いていますが…。

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]作品の中でも、男の人が同じことを聞いていますよね。セックスみたいな意味合いが含まれているのかもしれませんね。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]監督というよりは、演者の方が多いみたいで、ゴダールやアルノー・デプレシャン、オリヴィエ・アサイヤスの映画に出演しているみたいです。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]そうだったのね！
この映画の頃って、ドヌーヴにオファーが殺到した時だと思うの。ジグザグに進むのが好き、と言っていたくらい、色々な役に挑戦していた時期。でも30代は不調で、『終電車』で一度引退を考えたみたい。でも40歳で『ハンガー』に出演した。その後は『インドシナ』まで、再び不作の時代が続くのよね。
この作品って、ドヌーヴがプロデューサーなのよ、知ってた？[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]今まで演じてきていたクールなイメージではなく、激情型。それまでに出演していた作品とは色彩が違うから、珍しいと思って、この作品について調べてみたら、彼女が映画作りに関わっているのを知ったの。自分が関わった上で、こういう役にしたということは、こういう人物を演じたかった、ということね。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]結構面白かったわね。マリーの元恋人が酔っ払ってフラついている映像から始まったから、絶対につまらないと思ったのに。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]そうなのよ。だからこの作品の見どころは、そのようなハツラツとして弾けているドヌーヴが、感情を爆発させているところね。
ポリーヌがお金目当てで誘拐事件に関係していると知った時、追いかけたりしているものね。そんな役、今までになかったもの。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]たしかに奥深さとかは感じられないですね。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]2人は町中の人気者なんですね。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]うん。スイスに建てるって言っていたかしら？海外の山に建てる計画だったわね。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]この映画って、レズビアン的な要素を持つ作品ってことですか？[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]それはレズビアン的感覚かしら。
お互いに彼氏もいて、友達同士だと分かり合っているけれど、自分以外の女友達と、自分以上に仲良くしたりし始めると、すごくヤキモチを焼く。私のことが一番好きなんじゃないの？という感覚。かと言って、寝たいかというと、それとはまた違う。
今りきちゃんが言っていたことは、私にとって思いもよらなかったの。たしかに危うい何かはあるかもしれないけれど、レズビアンというのが濃厚にあったとしたら、もっとシーンの途中で出てくると思うの。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]頼り甲斐のあるしっかり者のマリーと、ちょっと危うい面を持つポリーヌは、すごく強い絆で結ばれている。ふたりの役割分担がはっきりしているから、争いもない。そういうふたりは絶対にうまくいくのよね。でもポリーヌは男のためにマリーを裏切ったのよね？[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]そのふたりからは、情熱的な恋愛をしている仲ではなく、お客の延長という感じがしたんですよね。家を建てるためにお金が必要だから、一回で莫大な金額が手に入ることに魅力を感じてやったんじゃないんですかね…。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]そうそう。そんな感覚だと思うわ。でもやっぱり気持ちの面では支え合っているから、共依存の関係かしらね。ポリーヌも支えられているけれど、マリーも頼られたり、ダメな人を支えることにより、自分の存在意義を感じている。[/word_balloon]

[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#dd3333"]誘拐されたオペラ歌手のエピソードが良かった。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]あぁ、ちょっと汚らしいおばさんの！
ディヴァインというドラァグクイーンが出演しているジョン・ウォーターズ監督のカルト映画『ピンクフラミンゴ』ってご存知ですか？[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]その映画に、いつも卵を食べている赤ちゃんゲージに入った汚らしいおばさんが出てくるんです。その人を思い出しちゃいました。[/word_balloon]

[word_balloon id="1" position="R" size="M" balloon="tail" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" bg_color="#000000"]誘拐されたことで、逆に人生花開いていましたね。
手袋を取ってひらひらさせてから投げるシーンは、『8人の女たち』のファニー・アルダンが唄っているシーンを思い出しました。[/word_balloon]

～今回の映画～
『恋のモンマルトル』 1975年1月フランス
監督：ラズロ・サボ
出演：カトリーヌ・ドヌーヴ／ベルナデット・ラフォン／S・シャンドール／ヴァルテル・キアーリ

-ふたりの映画鑑賞記/よいこの映画時間

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