○女性芸術家4「ドロテア・タニング 真のバースデイ」
■ドロテア・タニング(1910-2012)
私が参考にした本によると1912年生まれとなっていて、1942に描かれた油彩の自画像『Birthday』も30歳の誕生記念となっているので、タニングが1912年生まれ、って言っていたのかと。
アメリカ、イリノイ州生まれ。1936年、NYで開かれた「幻想芸術ーダダ、シュルレアリスム展」に衝撃を受け、画家としての人生を歩み始める。マックス・エルンストとの出逢いは彼女をシュルレアリスムのグループに引き入れ、絵画だけでなく、舞台衣装、小説などでも才能を発揮した。パリでエルンストが死去したのち、NYに住み、制作を続けた。
*写真はタニングの『Birthday バースデイ』の翻訳本。
*1995年「藝術倶楽部」に連載したものです。
(『Birthday』1942年)
どの絵からもきわめて似た芳香が漂う。こんな絵を描く女性はすごくエキセントリックなひとに違いない。
わくわくしながら「バースデイ」というタイトルの彼女の自伝を読んだ。