ブログ「言葉美術館」

■■ハービー・山口さんと過去■■

2016/05/18

Kouen_ハービー山口さんの、トークショーに参加した。

「写真家ハービー山口 写真を語る 人と向き合う撮影」。ミッドタウンの「フジフィルム スクエア」、定員100名の会場は満席だった。

一週間前、ミッドタウンに出かけたとき、一緒に行ったひとがフジフィルムスクエアに寄りたいと言ったので、お付き合いし、そこで、ハービーさんの写真と、一週間後のトークショーの案内を見たのだ。

同日、銀座で、偶然、懐かしいひとに10年ぶりに再会、会食の約束を交わしたばかりだった。

ハービーさんとも、ざっと10年。

しかも、お二人とは以前に同じ場所で、トークショーを開催したことがあり、すこし、こわくなるほどの、出来事だった。

さて。トークショー中、私はハービーさんとの出会いからはじまって、まったく接点を持たなかった10年間に、想いをめぐらせていた。

新宿のロフトプラスワンで、ハービーさんをゲストにお呼びし、「モンパルナスのキキ」をテーマに「写真家とミューズ」についてのトークショーをしたのは、娘が生れる前だから30歳か31歳。

そもそもハービーさんと出会ったのは、そうだ、ハービーさんがJ―WAVEで番組を持っていて、そこにゲストとして呼ばれたのだった。

「フラウ」の連載を見て私に声をかけてくれたのは、当時番組を作っていた女性、Iさん。

あ! そうだ、銀座で10年ぶりに再会したひとを、引き合わせてくれたのも、Iさんだった。

Iさん、元気にお過ごしだろうか。4年前に一度電話でお話したけれど、その後は会っていない。

それにしても、と私は小さな感動なしで、ハービーさんを見ることができなかった。

この10年間、ハービーさんがどのような人生を歩まれてきたのか、もちろん10年前も、暖色のグラデーションを背景にしたような佇まいではあったけれど、さらにそれに磨きをかけた、というか、なんというか、とても、あたたかだった。

そのことに、私は、人間の希望を見て、胸が熱くなった。

と、こんなふうに回想していると、おばあちゃんみたいなので、この辺でやめよう。

写真は10年前、「あのころ」の私。世田谷の馬事公苑で。なぜかいつもどこかの壁に貼ってある一枚。

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