◎エレジー◎
2016/10/21
急に、東京に出ることになり、せっかくだから何か映画でも観よう、といつものシャンテで上映中のを調べたら「エレジー」を見つけ、その内容に「どこかで聞いたようだな」と思いつつも、それ以上調べることなく、映画を観た。
まだ2月だけど、もしかしたら2009年のベストワンかも、と思わせるほどに、私好みの映画だった。
エロティシズムが。
みごとに、みごとに、あふれるほどに、描かれていた。
あまりにも感動して、その後の予定、食事が上の空になってしまうほどだった。
原作が我が書棚にあったことにも感激だった。
フィリップ・ロスの「ダイング・アニマル」。
さらにこの本、構成を考え中の物語に、ある部分を引用しようと考えていた、いまの私の「注目本」だったのだ。
こういうつながりにはぞくぞくとする。
原作では年の差が40歳なのに、映画では30歳となっていたことは残念。感動が半減されてしまう。
*こちらもごらんください→「何度もエレジー&ダイング・アニマル」。