◎4本目 『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』
2025/11/09
【あらすじ】
ウォール街のエリート銀行員デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)は富も地位も、美しい妻も手に入れ、絵に描いたような成功人生を送っていた。しかしある日、妻に仕事場へ送ってもらう途中に事故に遭い、妻が亡くなってしまう。けれど涙がまったく出てこなくて、悲しみに無感覚な自分という存在に気づく。そして妻のことを愛していたのかどうかもわからなくなるという暗闇に陥るが、あるときの義父の言葉をきっかけに彼は自分の周りのものを破壊し始める。破壊することで見えてきたこととは……。
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[word_balloon id="1" position="L" size="S" balloon="bump" name_position="hide" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" font_color="#ffffff" bg_color="#000000" border_color="#000000"]りきマルソー:♣R[/word_balloon]
♥M
最初に言っていい?
映画が最後まで終わる前に席を立つ人が許せない!
今日はそれから始まります(笑)。
♣R
出ようとした人のカバンか何かが、路子さんの頭にボコン!って当たってましたね。
ただでさえ通路が狭いのだから、無理して出るんだったら、ちょっと待てばいいのに。
♥M
私、いつも嫌なの。
どうしてあの数分間が待てないのかな。
出る人に限って、よくつまずいたり、人の頭に物をぶつけたりする。
明るくなってから立てば足元がよく見えるし、危険もないのに、あの数分間はいつも苛立つ。今日は頭にぶつけられたからなおさら。
♣R
映画を観た後の気分も台無しですよね。
♥M
危険な行為を冒してまで出る理由を聞いてみたい。
なにをそんなに急いでいるのかと。
♣R
たまにエンドロールが流れた後に、映像が流れたりするじゃないですか?
♥M
ねっ!
最後まで観終ってこそのひとつのストーリーで、今日だって最後に「心を込めて」って表示があった。あのひとことがあるのとないのとでは全然違う。
クレジットが全部終わった後に、最後を締めくくる映像がぴゅって出たりする時もあるから、それを見逃すことにもなるのよね。
■「愛してる」「愛してない」

♥M
奥さんのジュリア(ヘザー・リンド)が運転する車に乗っている時に事故に遭って、デイヴィスはジュリアを亡くしてしまう。いつもいる人が突然いなくなったところから物語が始まるのよね。
でもデイヴィスは、全然悲しみというものが…。
♣R
ないように見える。
ジュリアのお葬式のため、鏡の前で泣く練習をして、泣くふりまでしますもんね。
♥M
でも泣けない。
♣R
あまりにも衝撃や悲しみが強い時は、感情が追い付かないと言いますよね。
お葬式での立ち振る舞いはちゃんとしているのに、式が終わると突然どっと悲しみがやってくる。そういうのに近いんですかね。
それにしては、悲しみがやってくるまでに時間がかかるなって思いました。
♥M
カレンとデイヴィスはどういう感情で結ばれていたのだと思う?
♣R
出会った頃は、性的な意味でもちょっと気に入っていた部分はあると思います。
クリスからの手紙には、「お母さんは付き合ってる人と別れた。ファックを楽しんで!」みたいに書いてありましたよね?
♥M
これからふたりは…という感じなのかしら。
♣R
そうかもしれませんね。
ストーリーの中で、デイヴィスとカレンの恋愛が入った関係性を表現するのって簡単ですが、そうすると、恋愛の物語で完結してしまうから、それをしなかったのはよかったかも。
カレンはあくまでも、デイヴィスの人生の再構築の為に寄り添う人のひとりとして描かれていましたね。
♥M
すごい逆境に置かれたりすると、性的な欲望が高まることはあるでしょう?
喪服のエロティシズムとは別のところだけれど、お葬式もそうだし、戦争中や、テロがあった時とか。
死というものを身近に意識している時は、性的な衝動が高まるというのはあると思う。
あのシチュエーションで、デイヴィスがカレンとセックスしてしまう、というのは当然の流れ。それは愛とかではなく、欲望として。
それをしないということで、デイヴィスの傷の深さを描いているのかな、と思ったな。あまりにも傷の深さが酷いから、セックスをすることも考えられない。
でも明らかにデイヴィスとカレンは、性的に惹かれ合ってる。
ふたりはきっと付き合うのね。
♣R
そうだと思います。
♥M
デイヴィスは彼なりにジュリアを愛していたと思う?
ラストでは「愛してた」、とは言っていたけれど…ジュリアへの愛があったんだと自分が分かった時に救われたみたいな感じ?
♣R
あれは真実かなって思います。
偽りの「愛していた」という言葉ではなく、自分なりに愛していた、ということですよね?
興味がないように見えていたけれど、自分なりにジュリアを愛していた。
♥M
自分で納得できたというか、自分で感じることができてから、急激に救いの方へ転換していくのよね。
「妻を愛していなかったです」と、いつも電車で会う男の人に言うシーンがあったでしょう。「ジュリアが死んでも悲しみがない」と言うシーンも。でもそうではなくて、愛はあったんだ、と確信することで救われていく。
♣R
それまでは「愛していない」と、自分に嘘をついていたということなんですか?
それとも表面的に今まで「愛していない」みたいに過ごしてきたから、当たり前に出てしまった言葉なんですか?
♥M
ジュリアが死んだという事実を前にして、悲しんでいる自分が分からなかったというか、悲しみ方がわからなかったのかもしれない。
デイヴィスがもともと、性格的に物事に無関心だというのもあるのかもしれないし、自分はジュリアのことを愛していなかったと思うしかできなかったみたいなかんじ。
そんな自分は冷酷な人間なんだという、自分に対する責めもあったと思うな。
♣R
あの時点での自分自身の結論なんですね。自分を納得させたかったからだと思いますか?
♥M
そのときの状態を自分なりに説明したかったのだと思う。
涙も出ない、悲しいという感情もない。なぜなら、愛していなかったから。
そういうふうにとらえるしかなかった。
だから、始めの方のシーンでの「ジュリアを愛していなかった」というデイヴィスの言葉は嘘ではなかったと思う。
なのに、たまにフラッシュバックみたいな感じで、ジュリアの姿がふわっと鏡の中や風景の中に出てきたりすると、とても辛いと感じている。
喪失の恐怖と哀しみが相当なものであることが、そういったシーンに描かれていたね。
■「分解」と「破壊」

♣R
分解と破壊がひとつのテーマとしてありましたね。
最初は分解でした。
♥M
うん、その後は破壊行為がつづく。
原題がそういう意味なのよね?
♣R
原題の『DEMOLITION』は、取り壊し・破壊、という意味ですって。
♥M
映画の内容は、パンフレットの表紙(時計が分解されている写真)みたいな感じだものね。
分解とか、破壊とか。
♣R
「破壊」というのは、一度「無」にしろ、という意味なんですかね?
破壊をせずに、継ぎ足していくという方法ではなく、一度なかったことにして整理をしていくことなんですか?
♥M
ジュリアのお父さんみたいに、破壊しなくても「修正」しながら生きていける人もいるんじゃないかな。
私、一度ブログを落としたことがあるでしょう?
あの時も一回「破壊」をするというか「無」にする必要があったからそうした。死ぬ代わりにブログを落としたの。
今、まさに再構築中で、だから破壊しなければならない、というその気持ちはわかる。
いったん全部壊さないと、再スタートできない感じ。
デイヴィスはそういうふうにしかできなかったのだと思う。
♣R
まあ、映画の中では極端に描かれていましたが。
♥M
誰もが心の中に持っている破壊の衝動を、ブルドーザーを持ってきて家を壊すとか、映画だからこその分かりやすい表現と、自分の実生活の中ではできないことを映画の中でやってくれてる。映画の醍醐味よね。
♣R
まさに疑似体験。
♥M
それにしても、この映画は、破壊する物や命までも、わりと安易に扱ってる。
♣R
自分の命でさえそんな感じですもんね。
♥M
デイヴィスが防弾チョッキを着て、カレンの息子クリス(ジュダ・ルイス)に銃を撃たせるシーンでしょ?
あれは、自分を罰したくてそうしているのよね。
♣R
そうですね。あとは、クリスの負の感情に対する憂さ晴らし的な意味合いもありますね。
♥M
あるある。
多分クリスは、何かを撃ちたくてどうしようもなかったんだと思う。
♣R
よくニュースで、誰でもいいから殺したかったとか聞きますが…。
♥M
そうね…その感情を、銃を撃たせることで発散させたのね。
■ベタな展開

♥M
私が気に入ったエピソードは、自分の家を破壊している時に胎児の写真が出てくるシーン。
あれが妻と他の男との子ども、というところが非常に気に入りました(笑)。
あの写真の胎児がデイヴィスの子どもだったら、えっ?嘘?ベタ! って思ったかもしれない。
お腹の中に赤ちゃんがいた状態で死んだんだと、デイヴィスはまた自分を責めるのかな?って。
ちょっとその展開は勘弁して…と、思っていたけれど、ジュリアのお母さんが「他に男がいたの」って言ってくれた。
あの展開はすごく楽しかった。
♣R
私、逆にその展開の方がベタだなって思ってしまいましたよ。
♥M
本当!?
私はそっちの方がベタだと思ったから、わーい、さあさあ、どうする? と思った(笑)。
りきちゃんがベタだと言うのも分かる。その展開でちょっと救われちゃうものね。救いのひとつのきっかけになってしまう。
でも、確実にジュリアのお父さんは、それで自分に「負」を負ったのよね。
今までデイヴィスを責めてばかりいたのに、娘には他に男がいて、赤ちゃんを中絶したというので、ちょっとごめんね、という気持ちがうまれる。
♣R
ジュリアのお母さんが、ジュリアには他に男がいたんだという話をした時、お父さんは階段でうなだれちゃいますもんね。
♥M
その後、デイヴィスが涙ながらに「ジュリア基金とは別のかたちで何かをしたい」と、お父さんに言うけれど、その時にお父さんが寄り添ったというのは、ちょっとその負い目があったから…という意味では確かにベタかもしれない。
■少年の再構築

♥M
りきちゃんは、ヴィスコンティの『べニスに死す』を観てる?
♣R
すごーく昔に観ました。
♥M
じゃあ、タジオ少年分かる?
♣R
分かります、分かります。
♥M
クリスは、少しタジオ少年を彷彿とさせない?
ちょっとタジオを意識してる?って思った。
♣R
髪型とか、美少年的なところとか。
♥M
うん、とても。
狂気をはらんだような危うい美少年みたいで魅力的だった。
♣R
デイヴィスは、クリスの「破壊」を一緒にするんですよね。
♥M
そうそう、そうしたらボコボコに破壊(何者かに殴られる)されちゃうんだけどね。
♣R
きっとそれでよかったんだと思います。
ボコボコにされたけれど、そうされたことで自分自身の「再構築」になって、自分の中でスッキリしたのだと。
そういう部分もきっとあったんだと思います。
♥M
クリスが「僕、ゲイかな?」と、デイヴィスに尋ねるシーンで、ゲイとしてこれからどう生きていくかを伝えるデイヴィスのアドバイスは正しかったと思う?
「2、3年はちょっとカモフラージュをして、その後大都市のゲイが集まる地域に行け」みたいに助言するのよね。
♣R
あれは正しいと思います。
冗談交じりで返すことも出来るけれど、やっぱり中学とか高校みたいな狭いコミュニティの中では、ゲイは標的にされやすいと思いますし、自分の身を護る為には、時にはカモフラージュが必要というのは、本当に真実だと思います。
それをちゃんとデイヴィスは的確に答えたことで、クリスにとっては気持ちが楽になった部分がありますよね。
♥M
クリスが袋叩きにあったのは、そういう意味合いがあったのかしら?
♣R
クリスがひとりでクラブで踊っているシーンの後ですよね?
♥M
そう、そこは明確にはされてないけれど、いじめとかも、何となくそういう繋がりがあるのかなって思った。
♣R
学校に行かない理由や、問題を起こす理由は、そういった部分があるかもしれませんね。
そういえば、今まで「よいこの映画時間」で扱った映画、全部ゲイが関連してますね。
♥M
選んでないのに本当ね(笑)。
今回だって本当にジャケ買い感覚(この映画のポスター)で来ちゃったものね。
やっぱり、映画を作ろうというクリエイティブな人たちの中には、性的マイノリティの人が多いというのもあると思う。
♣R
テーマとしても分かりやすいですよね。
♥M
ゲイだと設定した方が「ああ、マイノリティなんだ」という分かりやすさが出る。
♣R
監督はカナダの方ですが、カナダはゲイに対してオープンなイメージです。
♥M
そうなの?
性的なマイノリティの人が過ごしやすい場所なのかな。
♣R
同性婚が認められていたり、プライド・パレードとかも盛大らしくて。
分かりやすさで出したというか、監督自体がごく当たり前にそういったものに触れる生活だからこそ、一緒に描いたのかもしれませんね。
■「視界には入っていたけど、見えてなかった」

♥M
映画の後半部分になると、デイヴィスはすごく人間味あふれる人物になる。
それだけのものを持ってた人が、何かが起こるまで、あれほど無関心でいられるものなのね。
♣R
自分の持っているものに気付かない、そういう生活が当たり前だったということですよね?
♥M
うんうん、無関心でいられたのね。ウオール街のエリート、数字相手の生活だったこともあるかもしれない。
♣R
ある事件をきっかけに、突然自分自身の中で爆発が起こったみたいな感じですね。
ジュリアが亡くなった後、ジュリアがいたであろう手術室をデイヴィスは覗くけれど、感情が顔に出てなかったように見えました。でも、クリスがボコボコにされて、病院に運ばれてベッドで寝ているのを覗くシーンでは全然違う。
♥M
うん、全然違う。確かにそう。
と、いうことは、私たちも、本当は見えていたり感じたりしているはずのものに無関心でいる、ということ?
♣R
きっとそうですね!
「あるものをないようにして生きていた」「視界には入っていたけど、見えてなかった」というデイヴィスのセリフが印象的でしたね。
♥M
(笑)。
この映画は、典型的な金融関係の仕事をしてるマシーンみたいな人物が主人公だから、彼に比べれば私達はもうちょっとヒューマンよりというか、ちょっとおちこぼれ的だし、あんなんじゃないし違う!って思ってしまうけれど、きっとそうじゃないのよね。
デイヴィスとお前たちは同じなんだよ、どうでもいいと見過ごしてること、無関心でいることの中に、とてもきらめいてるものがあるのに、お前は見過ごしているんだよ、というのを教えてくれた映画ということでしょうか?
大きな事件や喪失がなくても、そういうのに気付かなきゃいけないよ、ということでしょうかね。
♣R
そうですね(笑)。
色々な物に目を向けなければならない。
ジュリエット・ビノシュの『アクトレス』で、女優のマネージャが「深刻な映画だけが真実を描くわけじゃない」、と言うシーンがありますが、それに近いものがありますよね。
自分はハリウッド映画をあまり観ないですが、目を向けてみるとそこには真実がある。
♥M
人生の明確な目標というか、すべきことがデイヴィスにはあまりにもあり過ぎるよね。
朝ランニングマシーンで走って、シャワーを浴びて、仕事するという規則正しい日常のなかに埋没していると、それ以外のことはそれこそ「それ以外」に分類されちゃう。
種類は違っても、私にもそれはあるかも。
今りきちゃんが言ったみたいに、娯楽映画やベストセラーの中にもきらめくものがある、っていうことと共通してるかも。自分が切り捨てている物の中にもね、きらめくものが。
♣R
それは違うと思うにしても、その「違う」の意味を見つける為には、自分の中の引き出しを増やさないといけない。引き出しを少し増やして、なおかつ取捨選択をする能力…難しい。
■『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』の意味
♥M
でもこのタイトルで。
♣R
来ると思う。
♥M
私もタイトルに惹かれた。
りきちゃんもでしょ?
♣R
私もタイトルで。
♥M
まんまとやられたわね。
と、いうことは上手いのよ、この邦題タイトル。
♣R
たしかに。
♥M
タイトルの『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は、何かの歌詞?
♣R
パンフレットには特に書いていないですね。
ラストの場面で、「If it’s rainy, You won’t see me, If it’s sunny, You’ll think of me」と、書かれた付箋を車の中でデイヴィスが見つけて泣き出しますよね。
映画内の字幕は邦題のようでしたが、パンフレットにある星野概念さんのコラムの中では、こう書いてあります。
「晴れの日は日よけを下ろすから私(付箋)に気づくよね」という付箋のつぶやきが連想させる、妻の「私のこと、たまには思い出してよね」という可愛いメッセージ。
この小さな愛のメッセージが、デイヴィスの無意識あたりにある箱を空け、彼はそこにしまっていた妻への愛情をついに認識します。
♣R
このコラムの翻訳の方が映画の内容には合っているし、デイヴィスが泣き始めた理由も納得できますね。
■ラストシーンに思うこと

♥M
りきちゃん的には映画はどうだった?
ジェイク・ギレンホールという俳優が好きか嫌いかで、この映画はいい映画になるか、悪い映画になるかが分かれると思うのだけれど、りきちゃんは好き?
♣R
身体は好きです。
ナオミ・ワッツの干からび具合はとてもよかったですね。
♥M
ナオミ・干からび好きよね(笑)ナオミ・ワッツはすごい女優さんよね。
♣R
ラストがメリーゴーランドのシーンで終わらないところが、「あっ、アメリカの映画っぽい」って思いました。
フランス映画だったら、ああいう抽象的なシーンで終わることが多いですよね。
ちゃんとオチを持ってくるところが…。
♥M
たしかに。
最後のカットなんて、希望に満ちてる!あぁー!みたいな感じで走ってく場面だったものね。
私も個人的には、メリーゴーランドのシーンで終わればよかったのにって思った。あのシーンで、観客が泣いているのわかったしね。
♣R
ラストシーンで、クリスがデイヴィスをマンションか何かの解体破壊の場に呼び出すじゃないですか?
デイヴィス自身の最終的な壁が打ち破られたのがあのシーンですよね。
あれがデイヴィス自身の破壊の大団円、そういったイメージを持ちました。
だから最後の最後で、デイヴィスが無邪気に走ってる訳ですが(笑)。
♥M
丁寧に説明しすぎなのが、好みじゃないのかも。
♣R
白黒はっきりつける感じがやっぱりアメリカ映画っぽい。
♥M
どこか曖昧な方がやっぱり好き。

