◎フランス映画祭2017 オープニングセレモニー参戦記
2026/03/02
「フランス映画祭2017」のオープニングセレモニー。
6月22日、TOHOシネマズ日劇へ参上した「よいこ」な私たち。
目的は、今年で25回目を迎えるフランス映画祭のオープニングセレモニー&カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロが主演の『The Midwife(邦題:ルージュの手紙)』上映会への参加です。
フランス映画祭来日ゲストの登壇があるオープニングセレモニーでは、今年の団長・カトリーヌ・ドヌーヴの出演作が使用されたトリビュートフィルムの上映がありました。いつの時代でも輝き続け、「THE 女優」という言葉を感じさせるドヌーヴ。あまり若い頃の女優全般に興味のない私でも網羅して観てみたい! と思ってしまう程、素敵なフィルムでした。

割れんばかりの拍手の中登場したカトリーヌ・ドヌーヴは、貫禄もオーラも大女優そのもの。路子さんもついつい身を乗り出してしまうほどでした。脚がとてもきれい。
マイクを奪い上げ話し始める彼女の姿に、「さすが、姐さん!」と言いたくなってしまいました。

りきマルソーのお目当てはイザベル・ユペール。
2年連続での映画祭参加に、ユペールファンの私は大喜び。登壇前には私達の2列前くらいに座っていたユペール。髪を弄ったり、鏡を見たり、呼ばれているのに気付かず慌てる姿がかわいかったです。
壇上にはフランス映画祭2017親善大使の北野武も照れながら登場。
日本の情勢をジョーク交じりに話した後、大きく頷きたくなる言葉を。
「親子で楽しめる映画もいいけど、映画は観た後に、恋人や友達同士語り合って、お互いの教養や映画の観方を深める役目がある。フランス映画はそれが一番語りやすく、難しい映画」

♥M
ドヌーヴ、ユペール、北野武、3人が並んでいるだけですごかったね。
間近で憧れのカトリーヌ・ドヌーヴを見られたし、ドヌーヴの3分の1くらいのちっちゃさのユペールも見られた。かわいいね。
♣R
サイズ感が全然違いましたね。
♥M
全然違う。女優といっても、色々なタイプがいるもの。しかもそのふたりの間には北野武。
最初はたけし風に、来ている日本人を笑わせていたけれど、最後は大まじめにフランス映画について語ってたね。
そうせざるを得ないドヌーヴやユペールからの圧力というか、存在感があったのかな(笑)。
私、たけしは好きなので、あの話にとても感動した。
生きている間に3人のスリーショットが目の前で見られるなんて、ちょっとした奇跡。
♣R
写真撮れればよかったのに!
(毎年撮影OKなのですが、今年はNGでした。気になる大人の事情)
♥M
去年はそんなことなかったのにね。
♣R
そんなの今回初めて。
♥M
往年のファンだと思われる隣の女性の方が、「撮っちゃダメなのかしら。1枚くらい欲しいわねー。」と、言っていて、私も「そうですね。」と、言いながら見ていたの。それでドヌーヴが出てきた時にちらっと隣を見ていたら、本当に憧れの人を見る時の目で壇上を見ていて、それにグッときてしまった。
♣R
路子さんも前のめりで見ていましたよね。
♥M
そう。やっぱり目に焼き付けようと思って。
こんなのあまりないはずと思いながら、落ちてきている記憶力の中、絶対に焼き付けようと思ってた。
昔からドヌーヴが好きだし、生き方シリーズや言葉の本を書きたいと思いながら、彼女のことをずっと追ってる。私の中でユペールはどちらかというと後から出てきた最近の人、という感じがする。
♣R
ドヌーヴのトリビュートフィルム、とてもよかったですよね。
♥M
そうでしょう? すごく気の遣い様を感じるけど、やっぱりそれだけの年数やっているもの。
フィルムの中のインタビューシーンでも「スターになるのは簡単よ。続ける方が難しいの」と、言っていたけれど、正にそれが彼女のすごいところだと思う。本当に全部観たくなっちゃった。まだ観てない作品があるんだなと思った。
♣R
今まで、若いドヌーヴには興味がなかったけれど、あのフィルムを観ただけで、色々な出演作を観てみたいと思いました。いろんな側面がある。やっぱり「女優」ですよね。
♥M
うん、そう思う。
特に日本では、女優さんも身近な存在になりつつあるけれど。
♣R
三田佳子みたいな女優は中々いないですもんね。
♥M
三田佳子、みんな知ってる?(笑)。
手の届かないような「THE 女優」の人は、ドヌーヴとか、あとはジャンヌ・モローあたりしかいないんじゃないかしら。
フィルムでは私たちの観た『愛のあしあと』の映像も結構使われていたね。
本当に今日は良い経験だった。でもあのドヌーヴに渡した花束どうしちゃったんだろう。
♣R
ドヌーヴに渡すにしてはちょっとショボショボでしたね(笑)。
やたらと紙も大きくて。
♥M
しかもすぐに取り上げられちゃって(笑)。
♣R
まあ、そんなこともふくめて、貴重な体験が出来るのはフランス映画祭ならではですよね(笑)。
♥M
うん、本当。
りきちゃん、折角、望遠のレンズを用意していたのにねぇ。
♣R
やっぱり写真が撮れるっていうのがフランス映画祭の醍醐味の一つでもあるから、結構それ目当てで前の方の席を取ったっていう人、多かったと思いますよ。
♥M
多分SNSとかで。
♣R
書かれていると思う。
♥M
だったらもっと事前にちゃんと言うべきだったよね。
*このオープニングセレモニーから、およそ2年半後、『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』を出版。りきマルソーの大きな協力がありました。「おわりに」にもりきマルソーのことをたくさん書いています。
でもこのときにはほんとうにドヌーヴの本が出せるなんて思いもしなかったね、しみじみするね。
(路子より)

