◆彼女だけの名画 ブログ「言葉美術館」 路子倶楽部

●美術エッセイ『彼女だけの名画』4:ウィーン、立ち枯れた「ひまわり」

 

 

「この線、いいよなぁ」

 木の枝を思わせるひとさし指が画集をなぞる。

 立ち枯れたひまわりの葉、そして茎を、愛しそうに。何度も、何度も。

 彼はあの頃、いったい何歳だったのか。五十を過ぎていたようにも思えるし、三十代後半にも思える。

 私の友人の恋人である妻子あるその男性は、シーレが好きだった。

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