■「人生は廻る輪のように」 E.キューブラー・ロス■
2016/05/18
「しかし、力なく横たわるセップリの姿をみながら、私は未来はあてにできないと考えていた。
人生とは、あくまでも現在にまつわる事柄なのだ」
(*セップリとは死に瀕した義兄)
どこからどうつながって、この本の購入にいたったのか、覚えていない。きっと何かを調べていて、このエリザベス・キューブラー・ロスのことを知り、強烈な興味を覚えたのだろう。
世界的ロングセラー「死ぬ瞬間」で死の概念を変えた、魂の名医。
……とにかく、とてつもなく有名なひとで、その功績は、とてつもなく大きい。
その最初で最後の自伝というのが本書。
年が明けてから、いい調子で進んでいた仕事が、ここ数日、うまくいかなくて、なかなか集中できなくて、昨夜、「いいや、この本読んじゃおう!」(今の仕事がひと段落したときの楽しみにとっておいてたのだ)と読み始めたら、とまらない、というか、その世界にひきずりこまれてしまって、まいった。
なんだか身体が、きつくなってきて、途中で休んだ。
今もそれからすすんでいなくて、三分の一が残っている。
なんのために生かされているのか、周囲で起こっている、大小さまざまな事柄は、私に何かを伝えているのではないか、やるべきことを教えようとしているのではないか。
なーんてことを考えっぱなしでの読書だから、身体もきついわけだ。
しかし、一夜明けた現実、ホルモンにいいように翻弄されて、神経過敏になっている状態で、小さなことに「きっ」とし、その犠牲者となった娘。帰ってきたら、ごめんね、と言いたいです。
灰だか風花だかよくわからないものが、ちょっと舞っている朝。