■緊急事態下日記 ブログ「言葉美術館」

■緊急事態28日目。次の段階へ

 

 

 昨日、一日の最後に緊急事態下日記を書こうとしたのだ。

 気持ちはあったのだけれど、からだがなくて、ソファで寝てしまった。

 緊急事態宣言が、5月末日まで延長されて、しかたがないのかもしれないが、やはりよい気分ではない。

 次の本の原稿をあげて、そのまま「路子倶楽部」への準備に突入。睡眠時間を削ってこんなに没頭したのは久しぶり。

 自分に課した「緊急事態下日記」を毎日書く、それも加わって、たぶん、いったん休憩の日だったのだろう。と毎度、自分にはゆるい私。

 日記を書こうと思ったのは、このような、世の中が大きく変わろうとしているなか、自分が毎日何を考え、何をしていたのか残そうと思ったからだ。なんらかの意義はあると思えた。

 緊急事態宣言が出されて4日目から始めたから、たぶん23日間は毎日書いた。

 けれど、今日でそれもいったん、ひとくぎりとしようと思う。

 もちろん、思い立ったときには、以前のようにブログ記事として書くけれど。

 

 いまは「路子倶楽部」のコンテンツの充実に集中したい。

 ビデオトーク。先日の「感傷、感受性、ローザのことなど」について、さっそく会員の方からメッセージ。

「ちょうど自分のバイブル、『うっかり人生がすぎてしまいそうなあなたへ』を読み返していたところでした。今日のビデオトーク、うるうるとしてしまいました」

 うるうるとしたのは私でした。

 新しいことを始めると、もちろん嬉しいこともあるけれど、もれなくマイナス要因がついてくる。そして私はこの性質なのでマイナス要因を思いきり拾う。自慢することではないが。こんなことで落ちこまないぞー、と自分に言っている時点でダメージを受けている、ってこともわかっている。

 それでも、やりたいことをする、って決めたから、この道をしばらく進んでみようと思う。

「退屈よりも大失敗を選びなさい」って、「シャネルの言葉」のコピー。私が作ったんでしょ、って自分に言ってみる。

 

 小説「タンゴ、カタルシス」の連載は、ずっと迷っていた。

 小説を書くのは10年ぶりだし、あんなことこんなこと、いろんな心配要因もあるし、でも、会員になってくれたうちの何人かは、ずっと私の小説が読みたい、と言ってくれてたひとだった。 

 ある夜、書こう、って決意した。

 ざっと下書き、いいえ、メモ程度のことは途中まで書いていた。けれどぜんぜん書き終わっていないから、主人公たちがこれからどうなるのか、わからない。物語はまだ始まったばかり。

 登場人物を私と重ねる人もいるだろう。

「本書はフィクションです」なのだけれど、自由に読んでくださればいい。

 

 それから。

 さっそく、会員の方から「質問」をいただいたので、ビデオトークでお届けしたいと思います。テーマは「書く」ということ。難しいな。でも、いま私がお話できることをせいいっぱいで。Mさん、お待ちくださいね。

 みなさま。こんなテーマで話してほしい、というリクエストお待ちしています。

 こちらにメールをくださいませ。↓

 anaismichiko0502@gmail.com

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