ブログ「言葉美術館」

■「手放す」プラス「強くなる」

 

 2021年という年が始まったけれど、2020年から2021年にかけて、なにかものすごい節目みたいなのがあった感覚はない。毎年そのような気もするし、今回はとくに締め切り間際の仕事に追われていたせいかもしれない。

 ほんとうは、昨年末に、今年を振り返るような記事をアップしようとしたのだけれど、書く気にならなかった。このブログの記事を書くのにも時間と頭を使うから、それは締め切り間際の原稿へのエネルギーのほうにまわそう、みたいな、なんともせこい考えもあったかもしれないけれど、結局は書く気にならなかったということ。

 それでも頭のなかで考えていたことはあって、2020年という年は、私にとって「手放す」という言葉に集約されるように思う。

 7月の引っ越しがそれを象徴している。住んでいたところを手放し、そして新しいところへ入りきらないモノすべてを手放した。おそらく所有物は4分の1くらいになったのではないか。

 本と衣類、その他もろもろを寄付したり売ったりして、どこかにやってしまった。

 手放す、ってことをして実感したことは、手放さないと、新しいものが入りにくいんだな、ってこと。 

 本棚だって、クローゼットだってそう。娘が出版社ブルーモーメントを設立し私の本が出版されたことだって、おそらく。

 両手いっぱいに荷物を抱えて、あれが欲しい、と思っても、もう抱えきれないからという理由で新しいものを諦めて古いものを抱え続けているようなイメージね。もう、それは自分にとって過去のものでしかないのに。

 それはものではなく、人でも同じ。

 痛感している。

 

 それで、今年も、手放す、ということからは離れたくないけれど、欲張って、そこに「強くなる」を加えたいと思っている。ハードル高いが。

 ある選択を迫られたとき、「強くなる」っていったん言い聞かせてから、決めようと思う。

 理由は単純。愛する人たちを私は精一杯で愛したいから。その想いがとても大きなものになってきているから。

 

 ここからは路子倶楽部会員のみなさまへ。

 今年もどうぞよろしくお願いします。

 みなさまの応援のおかげで昨年は私としてはたくさんのコンテンツをアップできました。

 今年も、2月初旬刊行予定の本のあれこれが落ち着きましたら、新しいコンテンツも加えてアップしてゆきますので、今まで通り、そばにいてくださいね。だいすきです。

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