◆私のアナイス ブログ「言葉美術館」

◆アナイスの力を借りて

2017/02/08

Img_2415 「激して、絶望して、馬鹿みたいに憂鬱になる自分が怖い。気が狂いそうな不安。タイプライターの前に座り、私は自分に言い聞かせた。弱虫、気ちがい女!

 書くのよ。書きなさい。自分の惨めさを書くの。全部を吐き出すの。自分を窒息させているものを吐き出しなさい。下卑た言葉を怒鳴り散らせばいい。
・・・
反抗ってなんだろう?
否定的な生の形だ。」

アナイス・ニン『インセスト』。
いろんなことが一度に押し寄せてくるから、いわゆる忙しい状態で、やらなければいけないことが目の前にあると、なんとなく精神の揺らぎから遠のいていられるようだ、と安心していたらそんなことはなかった。
ほんと、あれって、些細な段差につまづくかんじでやってくる。
どうにもならない。
昨夜私がつまづいて、些細な段差なのに、そこから立ち上がれなくなってしまった原因は、激しい欠乏感だった。
何かを変えなければ、この決定的な欠乏感は、どうにもならない。
それでも、どうにもならないでしょう。
……いいえ、そう思いこんでいるのは私自身。
だいたい、この「どうにもならない」って感覚、ほんとうにどうにもならないのだろうか?
どうにもならない、って状態を自分に許し続けていると、そのうち、麻痺しちゃってわからなくなるよ。
そしてアナイスにすがる。
反抗って、否定的な、それでもたしかな「生の形」だって、アナイスは書く。
書くのよ。書きなさい。自分の惨めさを書くの。全部を吐き出すの。自分を窒息させているものを吐き出しなさい。
ってアナイスは書く。
そして私はどうするの。

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