■■瞳と瞳のあいだに存在する信頼■■
2018/01/20
非日常週間であるGWが終わり、昨夜夢を見た。
エリュアールの詩を朗読していて、それがうまくできなくて、非難の空気が漂い、そして誰かが言う。おまえ自分の詩を読めと。
すっきりしない頭のまま、エリュアール詩集を取り出してきて、早朝からエリュアールにひたる。
今朝は「ヌーシュ」というタイトルの詩が心に響いた。ヌーシュはエリュアールの愛妻で、彼は彼女にいくつもの美しい詩を捧げている。
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ヌーシュ
あざやかな感情 接近のかろやかさ 愛撫の髪の毛
気がかりもなく 疑いもいだかぬ あなたの瞳は みずからが見るものにゆだねられ みずからが見つめるものによって見られるのだ
ふたつの鏡のあいだの すみきった信頼
夜になると あなたの瞳は さまよう 目ざめと欲望をむすびつけるために
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ふたつの鏡のあいだの すみきった信頼……。
なんて美しい言葉、なんて胸に響く言葉。
外は雨が降っていて、家にこもって仕事をするのには絶好の日。
エリュアール詩集を閉じて、自分の本に向かいます。