ブログ「言葉美術館」

■■いま、いちばん、なりたいもの■■

2016/06/10

Ar強さが欲しいといえば、強くならなくなんていい、と言う人がいる。

私に近いところで人生を過ごしている人たちは、そんなふうに言ってくれる。

強くなるよりも、幸せを感じていてほしい、輝いていてほしい、きげんよくいて欲しい、と。

私は、そのために強さが欲しいと思う。

それにいつだって受け身なわけではない。

こんなんだけど、大切な人のためには、その人の力になりたいと思う。

私といることで、人生がすこしでも、ゆたかなかんじになれてくれたら、と願う。

そのためには、どう考えても、私には強さが足りない、決定的に足りない。

きっと、ほんとの覚悟がないのだと思う。覚悟を決めたら人は、ひとつ、強くなるものだから。

昨夜は、いいえ、昨夜もまた眠れぬよるを過ごした。

いつもはもういやだ、的なことばかりを思うけれど昨夜は違った。

ああ、強くなりたい、と願った。

そして、アン・モロウ・リンドバーグのあの言葉を思い出した。

1人きりの時間の重要さを説く文章のなかで、彼女はチャールズ・モーガンの言葉を引用する。

『回転している車の軸が不動であるのと同様に、精神と肉体の活動のうちに不動である魂の静寂』を得なければならない まさに、いま、私がいちばんほしいものがここにある。回転する車の軸のように、不動である強さがほしい。 そうすれば、もっと力になれる。力を与えられる。

私は、愛するひとたちに、私が苦しんでいることで、そう、彼らに、私が苦しんでいることで不幸な時間を与えたくない。

私がいちばんなりたいもの。それは「車輪の軸」なのでした。 アンにはいつも助けられる。このブログへの登場回数も多い、私にとって大切な作家。  

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