*FB*「朗読劇ミューズの余韻のなかで」
ごきげんよう。
今日はうららかな一日のようですけれど、私はお部屋から出ないの。
抜け殻となっている自分を許してあげることに。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
2日前、12月17日の土曜日は、やはり記念すべき一日となるように思います。
みなさま、それぞれに忙しかったり、苦しかったり、たまにハッピーだったりする日常をお過ごしのなか、私の表現活動の、それも、個人的にはとっても重要な、そんな朗読劇のために、中目黒まで足をお運びくださって、たくさんの時間をくださって、ありがとうございました。
朗読劇を終えて、こみあげる感情に、50にもなって、ひとさまの前で顔を覆って嗚咽するという、そんな状況に陥るとは、想像もしていませんでした。
あの場の、おそろしいほどの緊張感、観客のみなさまの、そう、ふるえるほどの集中力に、私も、それからヴァイオリンの西垣惠弾さんも、みなさまからの熱にあおられるように、音楽を奏で、小説世界を伝えたのでした。
西垣惠弾さん。すばらしい演奏をありがとうございました。お人柄がしのばれるようなやわらかであたたかな音色。
♪パッヘルベルのカノン、サティのあなたが欲しい、夢のあとに、愛の讃歌、枯葉、タンゴ、ジェラシー、碧空、そしてピアフ「いいえ、私は後悔しない」……。
共演者に「仕事ですから」を超えた空気感を望んでしまう私は、いつもうっとうしいもしれないけれど、今回はそれがあったように思えて嬉しい。
「仕事」を超えたところで、写真撮影時から、そして朗読劇の撮影までしてくださったオンリーハーツの奥田真平さん、これまた写真展撮影時から朗読劇の映像作成までしてくださった、ライターの水上彩さん。あたたかな想いをありがとうございます。
写真はすべて水上彩さん。朗読劇を終えて、涙でメイクがおちた顔をさらして、でもとてもくつろいだ写真を撮ってくれるのも、彩さんならでは。じーん。
本日の言葉のプレゼントはいまの私の心境。
これは常日頃の私の信条でもあるのですが。
「何かをしなかったことを後悔するよりも、何かをしてしまったことを後悔するほうを選ぶ」
これを念仏のようにとなえて、こころを鎮めましょう、私。