*FB*山口路子の朗読サロン「組み合わせと結婚」
ごきげんよう。
娘はきっと「いちばんなりたくない職業は作家です」って心のなかで思っているに違いないわ、とみょうに確信を深める夜のエントランス。
原稿に囚われて、宙をみつめてぶつぶつと何かをつぶやいたかと思えば廃人のようになって、「……もう、なにもできない、なにも考えられない……なにも生まれない……すべてが枯渇……」とソファにへばりついてシクシク……な私を見て、きっとそう思っているに違いないの。
それでも今日ね、夕刻にね、ながーいながーいトンネルのずーっと先のほうに光がチラリズム。嬉しい。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
「山口路子の朗読サロン」アップいたしました。
言葉のプレゼントはこちら。
「ひとは単色で成り立っているのではなく、何十色という色をもっていて、そのなかには顕在している色もあるし、潜在している色もある。
たとえば朱色をもっていたとして、これが相手によっては引き出されることもあるし、出ないこともある。
また、あるひととの出会いによって、自分がこんな鮮やかな黄色をもっていたのかと驚かされることもある。」
私の朗読は、みなさまが眠る前、あるいはお疲れのとき、耳元で読んでさしあげているような、そんなイメージでしています。
とちってもそのまんまでごめんなさいね。
でも、ほんとうに、それぞれの方々をイメージしているの。
どうぞお聴きください。
それでは10分間の朗読サロンこちらからどうぞ。
★うっかり人生がすぎてしまいそうなあなたへ
「組み合わせと結婚」(映画「キルトに綴る愛」)
今回はほんと、胸ちっくちくさせながらの朗読でした。