▽映画

◎家庭◎

2016/10/18

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フランソワ・トリュフォー監督。DVDで鑑賞。

自分の恋が原因で、新婚の妻と別居している主人公アントワーヌが娼館に行き、そこで知人とばったり出会ってしまう。

そのときに、知人がなにくわぬ顔で言うセリフ。

 

「家庭を出ずして、家庭を守れない

 

これをまったく身勝手な男の自己肯定のセリフと見るか、そこにある種の真実を見るか。分かれるところだろう。

 

アントワーヌの恋の相手はキョウコという日本女性で、このキョウコという女性の描き方が、コミカルで楽しかった。

 

それから特典で、トリュフォーがテレビ出演したときの映像があるのだが、顔にいっぱい汗をかいて、不器用に応対する様子に、非常に共感し

 

彼にインタビューしたり、自分の意見を述べたりする番組側の男性は、横柄で落ち着いていて自分の意見にすごく自信を持っているようで、私はこういう男を、見ているだけで苛ついてしまう。

 

実際出会ったら、絶対苛めてやりたい、と思うけれど、反対にやられてしまうのだろう。

なので、なるべく出会わないように、彼らのような人たちをよけながら人生を歩くことが必要となる。

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