◎マリリン・モンロー 瞳の中の秘密◎
2016/06/09
『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』を、新宿で観た。
死後50年経って公開された手紙や日記、メモからは、いままでのマリリンのイメージを覆す、必死に生きようとする1人の女優の肉声があった。
それに感銘を受けたひとたちが作った、マリリンのドキュメンタリー映画。
著名な俳優がたくさん出てきて、マリリンになりかわり、その苦しみや希望を「語る」。
とてもユニークな作り方をしている。
それは成功していたと思う。ラストまで緊張感臨場感が続いたから。
私は誰かがマリリンを演じている映画は好きじゃないけれど、これはドキュメンタリーなので、本物のマリリンがたくさん見られる、大きな画面で。
そしてマリリンの声も聞ける。
大好きなマリリンだから、ただ、見ているだけでいいんだけれど、それでもどこかで、おそれがあった。
そう、私のマリリン、『マリリン・モンローという生き方』、これとかけ離れている部分があったら嫌だな、というおそれ。
けれど、とても嬉しいことに、まったくといっていいほど、それはなかった。
私のマリリンと、このすてきなドキュメンタリーのマリリンは、ほとんど同一人物だった。
私が伝えたかったマリリンが、スクリーンにいた。
重くあたたかな充足感が胸を満たした。
書いてよかった。
そしてあたらめてマリリンの美しさに魅了された。
彼女はやはりこんなに美しい。