路子先生との時間

マリリンな週末

2017/01/30

マリリン・モンローというと、どんなイメージを浮かべますか?

私の中のマリリン像は、「アメリカのセクシー女優」「ドラッグ漬けになって若くして謎の死を遂げた非業の人」というイメージでした。
セクシーで、男性を誘うベッドアイズの写真やポスターは良く見るけど、映画も見たことがないし別に好きでも嫌いでもない、というのが正直な印象。

それが、この本を読んで変わりました。

◆山口路子「マリリン・モンローという生き方」

マリリン・モンローという生き方 (新人物往来社文庫)

本を読んで、マリリンがこんなにも女らしくて、感受性が豊かで、知的な面も持ち合わせていることを知りました。

教養に対する劣等感から、新聞やあらゆる書物を乱読し、常に努力していたこと
「頭の弱いセクシー女優」像から脱却したくて、本格的な演技を勉強するため演技の学校に通っていたこと

一方で、誰からも愛されていないという恐怖心が強く、薬やアルコールや見境の無い性愛に走ってしまったこと……

その脆さも含め、マリリンという存在が愛しくて、彼女を好きになった一冊でした。

そして、2012年8月5日はマリリン没後50周年。

ちょうどこの日、中目黒のtengai galleryにて山口路子先生が「マリリン・モンローという生き方」トークイベントを開催するということで、馳せ参じてきました。

その前に腹ごしらえ@aloha table


実は路子先生にお会いするのは、「サガンという生き方」という本のトークイベント以来なので約2年ぶり。

相変わらず路子先生は綺麗。
可愛らしいのに、全身から女性らしさがあふれている感じ。

外見の綺麗さはもちろん、独特の雰囲気があって、身のこなしや話し方から「山口路子」があふれているんですよね。
スタイルがあるって、こういうことなんだと思います。

イベントに合わせて、マリリンTシャツを着てきたと嬉しそうに話す路子先生。可愛い!


今日はこじんまりとした会だったので、先生とご挨拶も出来て、本当に感激。

トークイベント自体は、自分の中のマリリン度をチェックしつつ、項目にそって先生がお話してくれました。

◆あなたの中のマリリン・モンロー◆(ご一緒にどうぞ!)

1.男=味方、女=敵 という感覚がある
2.男好きだと思う。
3.「女」であることのすべてを使って生きたいと思う。
4.誰からも愛されていない、と感じることが頻繁にある。
5.真剣な恋愛の相手からは無条件の愛情と献身を期待する。
6.「結婚=愛」だと言い切れる。ほかの条件を入れるのは不順。
7.愛とは信頼だと思う。恋愛相手の言葉を疑ったことはない。
8.眠っていて意識がないときでもぬくもりが必要だと思う。
9.周囲の人の保護本能にうったえかけるものをもっていると思う。
10.社会に適応していない(ミスフィッツ)だと思う。
11.約束に遅刻することが多い。
12.ドタキャンすることが多い。
13.つらいことがあるとお酒、薬などに頼ってしまう。
14.教養に対する劣等感がある。
15.お金、宝石には興味がない。
16.動物が道路で死んでいるのに出くわして泣いたことがある。
17.自由でいたいけれど、ひとりではいられない。
18.美術品を見て、泣くことがある。
19.世界で起きている紛争を思うと胸が痛んで眠れない
20.さびしいときは、友達によく電話をする

さて、あなたのマリリン度はいくつでしたか?
私は10個でした。多いのかは不明……

また、イベントの中で「マリリン・モンロー・ラストシーン」というビデオを10分強見せてもらったのですが、その中のマリリンの魅力的なことといったら……

全身から匂い立つ女らしさ。
アーサーミラーをして「想像できる限り最高に女らしい女」と言わしめたのも納得の姿。
本当に可愛くて、マリリンの出演作を色々見たくなりました。

トークイベントの後は、マリリンの写真集などを見せて頂いたり……


路子先生とぱちり。ちなみに右は2年前のトークイベントにて

スイーツとワインを頂きつつ、本当に素敵な時間でした。


路子先生の書籍コーナーもありましたが、全部持ってるので買うものがない~

ちなみに、今回の「マリリン・モンローという生き方」の他に、生き方シリーズは2冊。

サガンという生き方 (新人物往来社文庫)

ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫 や 1-1)

こちらもおすすめです。

私が先生の本で一番好きなのは、「軽井沢夫人」。

軽井沢夫人

この本は、いい意味でエロイですよ。
乾いてると感じてる干物女の方に、おすすめです(笑)

 

(2012-08-10)

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