MODEな軽井沢 特別な物語

◆ナイティ、どんなのを着ていますか?◆2009.9.21

2020/04/22

「家のなかでは、どんなカッコをしているのですか?」
こんな趣旨の質問は、いまでもよく受けます。
けれど。
「いま、何着ているの?」
深夜、こんな質問を受話器から聞くことは、めっきり減りました。
けれど、たまーに、似たようなことがあったり、そんなイマジネーションの世界で遊んだりすると、はっとするのです。
そして、
「あなた。ナイティに手を抜いてはいませんか」
と自問します。
先日も、そのようなことがあり、ふと思いついて、家にあるファッション雑誌、女性誌を片っ端から繰ってみました。

そこでびっくり。
みごとなまでに、「ナイティ」がないのです!

外でのファッションばかり。
家で夜、過ごすときの、眠るときの……、ファッションがないのです。
これって、何かを表していると私は思います。
そうです。
女性たちは、自らのエロスを落っことしたまま気づかずに、歩いてしまっているのです。
                                                             
入浴後、眠る支度をして、鏡の前に立ちます。
そのとき、「なかなかいいかんじ」と思えるか。それとも「これじゃあなあー」と思うか。
この開きは、とっても大きいと思います。
                                                             
そんなことを感じていたときに、たまたま、気分のおもむくままに、お気に入りのDVDを観ました。

「ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女」。

敬愛する閨秀作家アナイス・ニンの物語。
そこでアナイスが着ているナイティ、部屋着の美しさに、あらためて感銘を受けました。

ご自身のナイティ、に「失われたなにか」を感じるときに、おすすめのDVDです。

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