◆女性誌の足もと◆2009.8.3
2020/04/22
先週(7/27)のプチファッションコラムで、「GRACE グレース」のバッグナンバーのことを書きました。
この雑誌に、杉本彩さんの美しいお写真がありました。
そして次のようなキャプションが。
「杉本彩さん あなたはいつまで、ハイヒールを履きたいですか?」
「一生。いつまでも優雅に、10cmヒールで踊りたい。だから、私は手を抜かない」
そうこなくっちゃ!
私は杉本彩さん、その突き抜け方というか、徹底さが、文句なしに凄い! と思っていて、ある意味ファンなのです。
ですから、「それ」を見たときのショックは大きかった。
「それ」とは「足もと」です。
ハイヒールがテーマのページで、この写真はないと思います。
杉本彩さんも気づいたとき、きっと、愕然となさったのではないでしょうか。
この際、かわいそう……、と勝手に同情させていただきます。
生来性格がイヂワルな私は、女性誌をめくりながら、もちろん単純に感嘆することも多いけれど、たいていは「足もとチェック」に余念がありません。
なぜなら、あまりにも、ああ、あまりにも足に合わない靴を履いている美しいモデルさんが多いからなのです。
たとえば、こんなかんじ↓
これって、誰のせい?
雑誌の撮影現場には、いろんなひとが居合わせるでしょう。それで、撮影の後、ページをチェックするひとがいるでしょう。
どうして、みんな、それで「いい」と思うのか、とっても不思議なのです。クリエイターという職種でしょうに。「美」を送る側のひとたち、こだわりがなさすぎ。
ですから、やはり次のような写真を見ると、「やっぱりこうでなくちゃ」と安心するのです。
(サンローラン)
(フェラガモ)
こんなところにも、一流には一流なりの、理由があるのでした。