MODEな軽井沢 ◎Tango 特別な物語

◆タンゲーラと脚線美◆2009.6.1

2020/04/22

苦手な街と化してしまった渋谷に、それでも時折出かけてゆくのは「文化村」があるからです。「文化村ミュージアム」と「ル・シネマ」にときどき、「オーチャードホール」に、ごく希に、出かけます。

先日、オーチャードホールで「タンゲーラ」を観て来ました。
世界初でのタンゴ・ミュージカルであり、同時に、世界で大絶賛された舞台、これに深く酔いしれてきました。
90分、休憩なしのノンストップで、魅せる魅せる魅せる……、官能のタンゴ・ダンス。舞台で華麗に舞う脚とくねくねとまわるウエスト、つい、身を乗り出して見入りました。

このコラムでなぜ「タンゲーラ」かといえば、私は舞台を観ながら、しみじみと「網ストッキング」の威力を再確認していたのです。

「舞台で華麗に舞う脚」、とさきほど書きましたが、これがもし今流行している「レギンス」を履いていたなら? とイメージして置き換えてみると、まったく、官能的ではなくなるのが不思議なほどです。

レギンスが流行り始めたとき、「また、官能から遠いモノが流行していまう」と嘆いた私も、つい便利さに負けて、レギンス姿で外出してしまっている今日この頃。

このタイミングで「タンゲーラ」を観て、「網ストッキング」の威力を再確認したということは、「ほら、だからレギンスやめなさい」と運命が私に告げているのではないでしょうか。

ちなみに、「タンゲーラ」同行の友達は、ばっちり網ストッキング、しかもバックシーム入りでした!
私は黒いレーシーなものでしたが、すっかりそれが色褪せて見えるほどに、友達の網ストッキングは妖艶でした。
もともと脚の綺麗なひとだけど、彼女の脚を眺めながら、私はつくづく思ったものです。
「脚線美」というのは、何をまとっているか、これがすごく影響しているのだな……。
これから、「なまあし」(おばけみたいな名前です)のシーズンです。
ある程度の年齢を越えた女性(自分自身を含む)はやはり、脚に何をまとうか、これを考えて「脚線美」を目指したいものです。

-MODEな軽井沢, ◎Tango, 特別な物語