ブログ「言葉美術館」

■「大人の美学」書店の風景とよろこびの瞬間

 

 16日に新刊が発売されてからずっと、どこか胸の一部がざわざわと落ち着かない。自分が産み出したものが世の中にさらされてジャッジされるのだから当然なのだろうけど、落ち着かない。

 だから(というわけでもないけど)、踊ったり飲んだりしていた。そんななか、家にいる時間の少ない私に娘からラインが。

「大人の美学色の花束を買ったよ。出版おめでとう」

 たまらないよろこびの瞬間。電車のなかで泣きそうになる。

 

 そして心優しいお友だちから書店の風景が届き始める。

 新宿紀伊國屋書店の風景にびっくり。私の本の右上に娘の本が! こんなのってそうあることじゃないから、ここに残しておきたい。

 

こちらは武蔵小杉の有隣堂の風景。

何が嬉しいって、周囲の本たち。

曽野綾子、瀬戸内寂聴……もう、感無量。

 

そしてこちらは恵比寿アトレ有隣堂の風景。嬉しいなあ。

今日は出かけるから自分の目で見てこよう。

 

 あとがきにも名前を出したお友だちから、「保存用と実用のため2冊買いました」って。「落涙です。これからずっとお世話になりそうです」の言葉に私こそ落涙寸前になる。もう、この言葉だけで書いてよかった、って思える。

 まだざわざわしているけれど、どこかで胸が熱い。そんな月曜日の昼下がり。

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