◆私のアナイス ブログ「言葉美術館」

◆私は他の誰でもない。

2017/02/08

Img_2540 大晦日、ようやく、独りで考える時間ができて、今年一年のことなどを、つらつら考えている。

今年は五本木に引っ越しをして、路子サロンを開催して、それからピアフのコンサートイベントがたくさんあって。

……外に開かれた年だったかな。わりと行動的な。
ようやく、少しずつだけど、身体のいろんなところに、力が入るようになってきたから、可能になったことだ。
四十代最後の年だった。
昨夜、録画しておいた日曜美術館、国吉康雄の番組を見た。
ラスト、この画家の言葉が胸に響いて、ノートに書き留めた。

創作は、自分が自分であること。
他の誰でもないこと。
そのことに正直でさえあれば、
何も難しいことではないのです

これは私の大好きなロレンスの、

人は、自分を他人から、一般の人たちから区別する力をもたなければ!

と同じ香りがする。
そして、夜、アナイス・ニンの「ヘンリー&ジューン」を読みながら眠りについた。
目を覚ますと、読みかけのページに別の本が挟まっていて、ページの隅が二重に折ってある。
どこにひっかかったのかな、とその部分を探すと、次の箇所だった。

昂然と、恥ずかし気もなく、自分の行動に自信を持ち、他人の影響を拒否する

これまた同じ香りがする。

そんなことを思って、最近どうしていらっしゃるかしら、と銅版画家の小林可奈さんのフェイスブックを訪れたら、そこにあった花の写真に射抜かれた。

これもまた同じ香り。

けっして、けっして攻撃的ではなく、力んでいるのではなく、けれど、私は他の誰でもない、他の誰とも似ていない、他の人と同じようには生きない、そんなしずかな主張と決意とが、しずかに、しずかに漲っているようで、私はこのいけばなに強く共鳴した。

私の大切なブログ「言葉美術館」を訪れてくださっているみなさまへ。
更新もけっして頻繁ではなく、フェイスブックを6月からはじめた関係で、フェイスブックの文章をそのまま転載するなんてこともしでかしてしまっていますが、このブログはやはり、私の大切な精神の宝箱です。
これからも、ささやかながら、私にしか書けないこと、ここにしか書けないことを発信してゆきたいと思っています。
どうぞよいお年をお迎えください。

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