ブログ「言葉美術館」

◆創作活動を換算する

2016/06/21

Img_1140 お金に結びつかない仕事ばかりしているように見えますね。

ある人から言われて、しょんぼりしている。
その人は、悪気があって言ったわけではないのだけれど、よい気持ちはしなかった。

自分でも、いま取りかかっていることが、どれくらいのお金を生むのか、よくわからないまましていることが多いから、そして、調子の良いときは、あんまり気にならないのだけれど、不調のときは、そのことを考えただけで、一日が台無しになるほどに落ちこんだりしている。いまでもそう。

そして、ある人からの言葉でしょんぼりするのは、それがある側面から見れば事実だということだろう。

経済活動としてわかりやすいのは、講演料、印税などだけれど、たとえば、一冊の本を書き上げるまでに、どれほどの時間を費やしたかなんて、まったくわからない。

いままで生きてきた時間すべてがそこに費やされている、という言い方だってできる。

生き方シリーズみたいな伝記めいたものにだって、私の思想があるのだから。

同じく講演料だって、二時間なら二時間の時給ではない。

その講演で話す内容には、いったいどれくらいの時間がかけられていることだろう。

そういう、いわゆる創作活動をお金に換算するのは、難しい、ではなく不可能なのだ。

でもいつまでも、「そんなこと考えないで生きてきたい」なんて、当然だけどそんなのが通用するわけははなく、大きな不安のなかで私は今日も、これがいったいどれほどのお金を生むのかわからないけれど、と思いながらも、創作を続けるしかない。

それにしても、私という存在をお金に換算されたとたん、自分が無価値な、くずのように思えてしまう、これをなんとかしたい。

シャネルには軽蔑されるだろうな。うじうじしていないで、だったらそんな人生をさっさと変えなさいって。

サガンは優しいかも。
マリリンも、寄り添ってくれそう。
ジャクリーンも、意外と寄り添ってくれそう。
オードリーは、大丈夫大丈夫、って励ましてくれそう。
ピアフは、あなたをそんなふうにしょんぼりさせるやつをつれてきなさい、って怒りそう。
マリア・カラスはどうかな、もっと働きなさい、ってはっぱかけられるかんじ。

写真は今朝、やさしいお友達が送ってくれた、マリア・カラスとマリリン。

ケネディ大統領の誕生日、マリリンがあの「ハッピーバースデイ ミスター・プレジデント」を歌った、あの誕生日。
マリア・カラスの歌がかすんでしまうほどのマリリンの存在感、パフォーマンス。

やっぱりマリリン好きだな。今年のマリリンの命日8月5日にはなにかしたいな。経済活動には結びつかないだろうけど。

今日もずっと原稿書き。
昨日も今日も一歩も家から出ないでいるから外の気温がわからない。

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