ブログ「言葉美術館」

■■なんども「エレジー」&「ダイング・アニマル」■■

2016/07/01

E以前に、「はやくも2009年のベストワンかも」「それほどに私好みの映画だった」と書いた「エレジー」、DVDを購入したのが10日前。すでに二回、観てしまった。

  そして、夜はその原作本である「ダイング・アニマル」(フィリップ・ロス)を読みふける。

ベッドのなかで鉛筆片手に、ラインを引きながら、ゆっくりと反芻する。

なにがそんなに好みなんだろう。と考える。

容易に答えが出る。

主人公の男と女。両方に強烈に共鳴できるからだ。

男の姿にも、女の姿にも、自分を重ねることができる。

それぞれの欲望のかたち、おそれ、熱

ここまで惹かれる映画は稀だ。人生のなかで、何度も観たくなるような映画なんて、それほどないんだな、とここのところ強く思っている。

めぐりあう時間たち」「ヘンリー&ジューン」「ダメージ」「ピアノ・レッスン」「存在の耐えられない軽さ」……そして「エレジー」。

エレジー。

サントラまで注文してしまった。明日届くのが楽しみ。しばらくは、エレジー色の日々を送るだろう、送りたい。

昨夜はひどい孤独感と悲劇感のなかで、苦しかった。

理路整然と考えれば、その孤独も悲劇もすべて自分で選び取ったものなのだと知ってはいても、小さな子どものように、ただ感情にまかせて駄々をこね泣きじゃくり、頭を撫でてもらいたい。理不尽したい。

今朝、車の気温表示が9度。ああ。昨夜も寒かった。そうか、寒いから、あんなふうになっちゃったのね。と、高原の気候のせいにすることにしましょう

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