ブログ「言葉美術館」

■「朝日新聞」の記事と「生き方」■

2016/06/29

101110_074801_2本日1110日『朝日新聞』長野版のページに、掲載されている、サガンと私と20日の文学カフェの案内。

「サガンの生き方に光 作家が魅力語る」

と題された記事をじっくりと読む。そして嬉しく思う。

あのとき、私がお話したことがきちんと受けとめられていることを確認して、とても嬉しく思う。署名記事で、記者は伊東大治さん。


いつも思うことだけれど、取材をしてくださる方と私とのあいだに、何かが流れた、通じ合った、という瞬間をもてたときは、読んだ私が感激するほどの記事になることが多い。


そこには必ず、私が伝えたいキーワードがある。

こういうことは、とても稀なことだけれど、でも稀でも、それがあるから、どんな幻滅があっても、次に期待して私はでかけてゆく。


仕事のつながりとはいえ、これはなんだろう。

その時間が数十分であったとしても、そのひとと私との人生に共通するなにか……生き方みたいなもの、生命に対する視線みたいなもの、そういうものがあるか否か、ということなのかもしれない。
仕事に対する情熱は当然のこととして。


昨日、友人知人にあててBCCでイベントのご案内のメールを送らせていただいた。BCCメールは、受け取る側としても味気ないのは重々承知で、でも、この方面に思い切り無精な私にとっては必死の作業。


だいたいアドレス帳の管理だってよくわからない。

でもひとりひとり、注意深く(なぜ)名を選んでゆく作業のなかで、思いがけない愛情を発見したりする。

懐かしい想いとともに。


そして、送信してすぐに思いがけない方から、すぐにご返信をいただいたりするとこんなに嬉しい。

何人かの方からトークイベント参加のメールをいただいたことは、もっと嬉しい。懐かしいひとたちに会えることで、胸がときめく。

昨夜はたくさん眠って、ここ数日の睡眠不足を解消。

だから今朝はごきげん。外は朝の風に、さびしくなった木々の葉が揺れて、仕事がいっぱいできそうでにこにこしちゃうほどの朝なんて、ほとんどない人生だから今日はがんばる。

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