■■棟方志功、わたくしで始まる世界■■
2016/06/11
必要があって、久々に過去のノートを読み返していたら、その時代時代で書き留めた言葉に、再度胸をうたれた。
そのひとつが、板画家、棟方志功の言葉。1997年のノートにあった。
「わたくしは わたくしで始まる世界を持ちたいものだと生意気にも考えました」
わたくしもわたくしで始まる世界をもちたいものだと生意気にも考え、書くことを始めたのでございます(軽井沢夫人調)。
なんて言葉を胸でつぶやいて、しばし、少し熱い想いのなかでたたずんだ。
それから、他の人たちと自分を区別して生きるということについて、考えた。
八月の終わり。