■■オードリーと利休■■
2016/06/11
「私は自分の魂に問いかけます。私に何ができるだろうか、と。
どこへ行き何をすべきか。
誰でも何かしらは、できるのです。
1000人を救うことが無理だとしても、たった一人でも救うことができるなら、私は喜んでそこへ行きます」
ユニセフ親善大使で活躍していたころのオードリ・ヘップバーンの言葉。
眠る前の読書タイム、「いま、読んでいるとこ、声に出して読んで」と娘に言われて、読み上げた。
そして意見を求めた。「どう思う?」
すると娘は声色をつくって言った。
「無理はな、おのれの心が作るものやな」
「なに、それ?」
「利休の言葉だよ」
「なんだか深い言葉だね」
「ほんとに言ったかどうかわからないよ、江の利休の言葉だから(江:ゴウと読む。上野樹里主演の大河ドラマ)」。
無理は自分の心が作ること。
いままでの自分の人生を振り返ってみれば、どのくらいの割合で、それが当てはまるだろう、なんてことを考えた。
8割くらいかな。あとの2割は自分の心とか力が及ばない世界のこと。
10割と答えられるほど私はあかるくない。
それに、「無理」ということにして、自分を休めるシーズンも人生には必要だと思う。
けれどあくまでもそれは休みでなければならない。
休みの後に、どんな自分自身があらわれるか、そして何をするのか、そこがとても大切なことなのだと思う。
なんてすっごい前向きっぽい人みたいなことを言ってみたい、またしても汚れた雨の朝。