■■涙腺がなんども刺激されたひととき■■
2016/06/11
昨夜、オードリーの本の出版を記念したイベントを開催した。
出版記念イベントなるものに、いつも躊躇してしまうのは、私にとって「出版した本」は「産んだ子ども」と同じようなかんじで、つまり、子どもを産むたびに、出産記念イベントを催している人ってどうなの? と思うからだ。
しかも一人ではなく、何人も産んでしまっている(本ね)。
そのたびに、お祝いの会を(自分で)開催するからキテキテっ、ではあまりにもずうずうしい。
そんなことを今回は、一週間くらいとても考えてしまって、結果、そんな私的なイベントにいらしてくださる方々というのは、私にとってなんて貴重な方々なのだろうっ。
にゆきつき、その方々の人生における「時間」をいただくのなら、「来てよかった」と思っていただかなくては失礼にあたる。
と、まあ、当然のことなんだろうけど、そんなことを胸にいだいて会にのぞんだ。
そうしたら、不思議な現象が起きた。
胸のなかが薔薇色のなにかあたたかな粒子でいっぱいに満たされて、私は、原稿いっさいなしで、いま、想うことを、オードリーについても、ご挨拶でも、お話させていただいた。
トークイベントで落涙の危機を経験したのも、ほんとに泣きたいほどに感謝のきもちでいっぱいになったのも、家に戻ってからも幸福感でなかなか眠れなかったのも、はじめてかもしれない。
そんなのを感じとったのか、イベントの手伝いをしていた娘が家に戻ってきて、なんだかんだおしゃべりをしたあとに「ママ、おめでとう」と言った。
最近は辛辣なことばかり言うようになって、それを指摘すると「ママに似てきたんだよ」と返していたりしたから、とても嬉しかった。
AYUMOさんのオードリーメイクも新鮮だった。「ティファニーで朝食を」のイメージ。
ご参加いただいたみなさまには御礼を申し上げたいと思いつつ、今日は身体がいうことをきいてくれず、週明けになってしまいそう。せめてブログで、いまの気持ちを伝えたい。
ありがとうございました。