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*FB*睡眠とデルヴォー

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ごきげんよう。

ありとあらゆる感覚が怠惰で困っちゃうっていうのに、締切感がずっと続いているような水曜日の夕刻。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
私は、ええ、今週末の路子サロンのテーマが「睡眠」なものですから、さきほどまでちょっと、デルヴォーの世界にたゆたっておりましたの。
ポール・デルヴォー。
爪のような三日月が揺れる夜には、いつも彼の「眠れるヴィーナス」を思いだして、私、デルヴォーのヴィーナスみたいに、ほのかな月明かりのもと、横たわりたい衝動とつねに闘っているのでございました。
ほんとうにね、画面から月夜の、すこし湿った冷気が漂ってくるような絵なのでございます。
というわけで、本日の言葉のプレゼントはデルヴォーから。
デルヴォーの絵は「夢の絵画」って呼ばれていて、そのことについて彼はこう言っているの。
「私は現実を描いているというより、現実を夢見ている」
私はデルヴォーの絵の、ためらいのなさが好き。
夢を描きながらものすごく醒めているところにぞくぞくするのでございます。

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