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■『逃避の名言集』が「選ばれました!」

 

 

 編集者さんから一通のメールが届いた。タイトルは「選ばれました!」。ドラマティックなタイトルだわ、わくわく。メールを開く。

 丸善ジュンク堂書店の「あなたを救った本、おしえてください 2022」。

 読者アンケートの結果、30冊が選ばれ、そのなかに『逃避の名言集』が。

 嬉しい。ほんとに嬉しい。誰かを救うなんて、そんなことができているなんて、じーん。

 ということで、ぱらりと開いたところの言葉を。

「多くの人に好まれるものは、ろくでもないものなのです」

 シラーの言葉からね。

「お前の行動と作品が、万人に愛されることがかなわないのなら、少数の人間を満足させよ。多くの人間に愛されるものは、ろくでもないものなのだ」

 これに対して私は、こんなふうに書いた。最後の2行。

「世間を意識して生きるのではなく、自分と同じ香りの価値観をもつ人たちを意識して生きる。そのことで「ろくでもない」人生から遠ざかることができる、ということです。」

 ほんと、いまでもこの考えは変わっていない。

 フェアの詳細はこちらに。

 ドストエフスキーの『罪と罰」と同列よ、すごいわ。「本」ということでは同じなのね。

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