*FB*山口路子の朗読サロン「肉体と精神の焦り」
ごきげんよう。
体調が回復してくると、今度は、さびしさを思い出して、もう、だめじゃないの、どっちにいったって、あんまりよくないじゃないの、と落胆する夕刻。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
本日も「山口路子の朗読サロン」アップいたしました。
本日の言葉のプレゼントはこちら。
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肉体の衰えは、もうどうしようもないもので、それを悲嘆したところで何も生まれない。(略)それにくらべて耐えがたいのは、精神の老化であり、これこそがほんとうの意味での「若さの喪失」なのではないか。
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35歳を目前にした私が、鏡の前で裸を観察してあれこれと思っているの。
51歳の私はこれを朗読しながら、心底、しみじみとしてしまいました。いろんな意味でね。どうぞお聴きください。
★うっかり人生がすぎてしまいそうなあなたへ
「肉体と精神の焦り」
(森瑤子『情事』)