☆『マリリン・モンローという生き方』発売です☆
2020/09/18
早いところでは今日くらいから、明日、明後日には書店に並ぶそうです。
「生き方シリーズ」第3弾は、マリリン・モンロー。
マリリンは今年が没後50年、映画なんかも公開されるので、タイミングを合わせての出版となりました。
私としては、一応の原稿を書き上げてから、ゲラのやりとりがはじまるまで時間があって、ちょっともどかしい想いもあったのですが、いま思えば、あの、「マリリンとの冷却期間」はとっても必要だったのでした。
いろんな想いが交錯しています。号泣しながら書いたことや、本を壁になげつけてしまったことなどを思い出します。
そして、たとえば、あの朝のことなど。
それは年末もおしせまった朝。私は「自分なりの最終稿」を胸にかかえて、近くのカフェを目指して急ぎ足で歩いていました。朝早くに編集者さんの岡田さんと打ち合わせがあったからです。
いつも、出かけるのはたいてい午後なので、午前中の空気は新鮮でした。
そして私、足早に待ち合わせのカフェにむかいながら、いま両の手で胸に抱きしめているものは私の命なんだなあ、と感じていました。
私の存在証明、つまり命を、いま私、かかえている、と思ったのです。
一瞬のことでしたが、おそろしいくらいの充実感がありました。
そして、これがあるからやめられないんだなあ、とも思いました。
で
きたてほやほやの本が自宅に送られてきたとき、はじめて、その本を目にしたときの感動も、なみたいていのものではありません。
一人だろうが二人だろうが、声をあげて、小躍りして、それから感涙する。そしてこれがあるからやめられないんだなあ、と再び思うのでした。
マリリン。ああ、私のマリリン!
どうか、ひとりでも多くの方々に読んでいただけますように。
積み上げられたマリリン関連の書籍、DVDなど合わせると軽く50冊を超えています。
読み込んで読み込んで読み込んで、そして私のマリリンを探したのでした。
生き方シリーズの他のと同じ、ラメ入りの文庫。
今回は巻頭カラー写真ページあり、という豪華さです。
今は映画の情報が巻かれています。
それをはずすと、キャッチが見えます。
「劣等感を持つ女は美しい」。
シャネルの5番をつけるマリリンの写真は、原稿を書く前から、「カヴァはぜったいこれでいきたい」と言い続けてきたものでした。
それも実現して嬉しいです。
今回、最初の読者は娘でした。そこにいたものですから。そして読者とは言えないのですが。ぱらぱらっと流し読みみたいなかんじでしたから。とにかく、最後のページまでぱらぱらっとしたのち、彼女は言いました。
「うん。この本……ていうかママの本って、好きな人はすっごく好きで、この著者だいすきーってなるだろうけど、大嫌いな人もいるだろうね。好き嫌いがはっきり分かれそう」
……。
万人に好かれるものに大したものはないっていうし、それに少数の人間を満足させることのほうが、万人に好かれることよりむずかしいっていうし……。
……。
とにかく。今回も「つるの恩返し」っぽいかんじで書いています。←意味不明でも、ぜひ、ご購入くださいね。