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☆『マリリン・モンローという生き方』発売です☆

2020/09/18

120207_084801早いところでは今日くらいから、明日、明後日には書店に並ぶそうです。

「生き方シリーズ」第3弾は、マリリン・モンロー。


マリリンは今年が没後50年、映画なんかも公開されるので、タイミングを合わせての出版となりました。

 

私としては、一応の原稿を書き上げてから、ゲラのやりとりがはじまるまで時間があって、ちょっともどかしい想いもあったのですが、いま思えば、あの、「マリリンとの冷却期間」はとっても必要だったのでした。


いろんな想いが交錯しています。号泣しながら書いたことや、本を壁になげつけてしまったことなどを思い出します。

そして、たとえば、あの朝のことなど。


それは年末もおしせまった朝。私は「自分なりの最終稿」を胸にかかえて、近くのカフェを目指して急ぎ足で歩いていました。朝早くに編集者さんの岡田さんと打ち合わせがあったからです。


いつも、出かけるのはたいてい午後なので、午前中の空気は新鮮でした。

そして私、足早に待ち合わせのカフェにむかいながら、いま両の手で胸に抱きしめているものは私の命なんだなあ、と感じていました。

私の存在証明、つまり命を、いま私、かかえている、と思ったのです。

 


一瞬のことでしたが、おそろしいくらいの充実感がありました。

そして、これがあるからやめられないんだなあ、とも思いました。

 


きたてほやほやの本が自宅に送られてきたとき、はじめて、その本を目にしたときの感動も、なみたいていのものではありません。


一人だろうが二人だろうが、声をあげて、小躍りして、それから感涙する。そしてこれがあるからやめられないんだなあ、と再び思うのでした。


マリリン。ああ、私のマリリン!


どうか、ひとりでも多くの方々に読んでいただけますように。


積み上げられたマリリン関連の書籍、DVDなど合わせると軽く50冊を超えています。

読み込んで読み込んで読み込んで、そして私のマリリンを探したのでした。


生き方シリーズの他のと同じ、ラメ入りの文庫。

今回は巻頭カラー写真ページあり、という豪華さです。


今は映画の情報が巻かれています。


それをはずすと、キャッチが見えます。


「劣等感を持つ女は美しい」。


シャネルの5番をつけるマリリンの写真は、原稿を書く前から、「カヴァはぜったいこれでいきたい」と言い続けてきたものでした。

それも実現して嬉しいです。


今回、最初の読者は娘でした。そこにいたものですから。そして読者とは言えないのですが。ぱらぱらっと流し読みみたいなかんじでしたから。とにかく、最後のページまでぱらぱらっとしたのち、彼女は言いました。

 

「うん。この本……ていうかママの本って、好きな人はすっごく好きで、この著者だいすきーってなるだろうけど、大嫌いな人もいるだろうね。好き嫌いがはっきり分かれそう」

……。


万人に好かれるものに大したものはないっていうし、それに少数の人間を満足させることのほうが、万人に好かれることよりむずかしいっていうし……。

……。


とにかく。今回も「つるの恩返し」っぽいかんじで書いています。←意味不明でも、ぜひ、ご購入くださいね。

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