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*FB*ダ・ヴィンチニュースに「逃避の名言集」

 

ごきげんよう。

いろんな意味でご乱行気分の火曜日の昼下がり。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

本日は、昨夜鬱々とした気分でベッドに入りましたら、「ダ・ヴィンチニュース」に「逃避の名言集」の書評が掲載されたことを知り、とてもすくわれたので、嬉しくてご報告です。

ライターの古川諭香さんの想いが伝わってきて、じーん。
ぜひお読みくださいね。

昨日はね、もうだめかも、ってぷつん、って糸が切れたみたいになっていたから、ほんとうにすくわれたの。
ありがとう、の言葉しかないわ。

というわけで、本日の言葉のプレゼントはもちろん「逃避の名言集」から。
私自身に言いたい言葉ね。

「疲れ、迷い、根本的な疑問を抱いたなら、やめてしまえばよいのです」

茨木のり子『個人のたたかい』から。
詩人の金子光晴についての伝記なのですけれど。
金子光晴には、なにも創作しなかった空白の五年間があって、そのことについての記述。

けれども、この期間、金子光晴の目はまばたきを忘れたミミズクのように、大きく開かれ、物の本質につきささる詩人の眼は、さまざまなものを視ていたのです。
「詩なんか捨てたっていい。」しんそこそう思っていた、詩作の空白時代の五年間が、しかし金子光晴の心の柱を太くした、いちばんだいじな時期にあたっていたのでした。

これに対する、私の文章、一部、引用します。

金子光晴の場合は空白の五年間でしたけれども、そんなに長期間でなくても、一週間程度であっても、1日でも、たったの数時間でも、心底、いまの仕事をやめたっていい、と覚悟してみるのです。(略)
どちらに転んだっていい、立ち上がったところから周囲をぐるりと見渡して、また始めればいい。
自分をごまかしながら中途半端なきもちで、ただ続けるよりは、ずっとましなはずです。

・・・。
そうよ、私。そうしてみなさい、と自分に提案しながら書いています。

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