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*FB*「逃避の名言集」重版のお知らせ

 

ごきげんよう。
夜空の月が秋めいてきて、私の好きな季節が訪れつつあるのね、そんなふうに想う今日この頃。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

昨日、原稿と格闘していましたら一本の電話が。
大和書房の担当編集者、藤沢陽子さんからでした。
「逃避の名言集」増刷のお知らせ。

んもう、ほっとして、そして嬉しくて、ここにご報告です。
思い入れの強い本なので、喜びも、強烈。

藤沢陽子さん、新宿紀伊国屋からのレポート。
この階にも、この階にも、あります!
って写真がたくさん送られてきて、それもほんとうに嬉しい。

次の原稿、がんばるわ。
単純な私は、そんなふうにやる気になるのでした。

というわけで本日の言葉のプレゼントは「逃避の名言集」から。

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「つまらないことをし続けると頭が麻痺します。」
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大庭みな子「啼く鳥の」からね。

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嘘とはつまりこんなことだ。
いやなことでも「はい」とすなおに言ったり、
笑いたくないときでも笑ったり、
つまらないことでも一生懸命やって、
更に一生懸命やり続けることで
自分の頭を麻痺させてしまうというようなことである。
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これに対する私のコメント、左ページのね、一部。

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つくり笑いをうかべたり「ほんとうはこんなところにいたくないのにっ」と思っているにもかかわらず、その場から逃げ出さないでいると、やがては、その場にいることに違和感を抱かなくなってきます。
「慣れ」ではありません。「麻痺」が始まっているのです。
笑いたくもないのに笑い、言いたくもない社交辞令を口にしなければならない場に身を置くのは危険です。
そこは、嘘をつく場、頭を麻痺させる場なのです。
どう考えても空気が汚染されています。
心身に悪い影響をおよぼす場から逃げることは、自然なことです。

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写真は新宿紀伊国屋の風景。

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