◎10本目 『ホワイト・オランダー』
2021/11/05
【あらすじ】
アストリッド(アリソン・ローマン)は、母 イングリッド(ミシェル・ファイファー)と、ふたりで暮らしていたいましたが、母が恋人を殺したことで、アストリッドの生活は一変します。
熱心なキリスト教信者の元ストリッパー、夫婦関係がうまくいっていない女性、自由に生きる女性など、次々に里親を渡り歩くうちに、アストリッドは母との関係を見つめ直していき…。
路子
隠れた名作!
久しぶりにご覧になってどうだった?
久しぶりにご覧になってどうだった?
昔はもっと気軽な感じで観ていましたが、改めて観てみると、全然気軽な映画でなかったですね。
りきマルソー
路子
全然気軽じゃないわよー。
ミシェル・ファイファーの演じるママ、凄かったわね。
ミシェル・ファイファーの演じるママ、凄かったわね。
洗脳をするタイプですよね。
りきマルソー
路子
でも私、ああいう風になるのが怖くて、注意深く、そうならないように自分の子どもに接してきたような気がするの。
誰でも起こりうることですか?
りきマルソー
路子
なりそう…なりそうだけれど、なりたくてもなれない人っているでしょう?
やっぱりある程度、母親側に影響力が必要。特にこのお母さんはアーティストで、あれだけ綺麗だから条件は備えている。あそこまで強いものはないにしても、全てに共感できる。片鱗があるというか、何かしらの要素を持っているし、娘は自分が作り出したものだから、芸術作品と一緒で美しいものでなければならないの。ヴィジュアルのことではなく、良いものであるということ。
だからそういうものに対しての思い入れと、自分の気に入るように育みたいという想い、そして永遠の子どもではないとダメなアーティストとして生きていくと決めていた人が、子どもを持った時の葛藤。
イングリッドが娘を置き去りにして1年くらい家を出る時の気持ち。全然休みを与えてくれなくて、「ママ、ママ、ママ、ママ」と、クモみたいに纏わりついてくるから壁に投げつけたくなると、言っていたけれど、あれはアーティストではなくても、全母親共通の想いだと思う。
やっぱりある程度、母親側に影響力が必要。特にこのお母さんはアーティストで、あれだけ綺麗だから条件は備えている。あそこまで強いものはないにしても、全てに共感できる。片鱗があるというか、何かしらの要素を持っているし、娘は自分が作り出したものだから、芸術作品と一緒で美しいものでなければならないの。ヴィジュアルのことではなく、良いものであるということ。
だからそういうものに対しての思い入れと、自分の気に入るように育みたいという想い、そして永遠の子どもではないとダメなアーティストとして生きていくと決めていた人が、子どもを持った時の葛藤。
イングリッドが娘を置き去りにして1年くらい家を出る時の気持ち。全然休みを与えてくれなくて、「ママ、ママ、ママ、ママ」と、クモみたいに纏わりついてくるから壁に投げつけたくなると、言っていたけれど、あれはアーティストではなくても、全母親共通の想いだと思う。
路子さんも言っていた通り、イングリッドが表現するものってどの母親にもあるんですよね。うちの母親に近いと思ったところもありました。
映画では、より強く極端に出ているだけであって、自分の思うようにしたいと思っているところは、本当に誰にでもある話ですよね。
映画では、より強く極端に出ているだけであって、自分の思うようにしたいと思っているところは、本当に誰にでもある話ですよね。
りきマルソー
路子
そう。だからあんなに特異なストーリーなのに、割とヒットしたのは、普遍的なものがあるからなのよね。それが極端な形で出ているだけ。
でもやっぱり血は争えない。アストリッドの強さの方が怖いわね。
でもやっぱり血は争えない。アストリッドの強さの方が怖いわね。
次第に母親に近づいている部分と、母親とは違う、自分が歩んできたからこそ見つけてきた部分が上手く混ざっていますね。
りきマルソー
路子
そうね。
やっぱりアメリカ映画にあるようなハッピーエンドな終わり方ね。結局イングリッドも娘への愛を選んだ訳でしょう? 多分、アストリッド役のアリソン・ローマンが凄いのかしら。可愛いけれど、メイクだけでは無いのよね。
やっぱりアメリカ映画にあるようなハッピーエンドな終わり方ね。結局イングリッドも娘への愛を選んだ訳でしょう? 多分、アストリッド役のアリソン・ローマンが凄いのかしら。可愛いけれど、メイクだけでは無いのよね。
口調も。
りきマルソー
路子
声も違ってた。
冒頭で、「ママを待ってるわ」と、言っていた時と、ラスト、大きくなって彼とニューヨークで暮らしてる時の声が一緒だったわね。
冒頭で、「ママを待ってるわ」と、言っていた時と、ラスト、大きくなって彼とニューヨークで暮らしてる時の声が一緒だったわね。
戻った感じですよね。
りきマルソー
荒れてしまった状態を身をもって止めて欲しいと、アストリッドがイングリッドに言ってましたが、最終的にイングリッドは自分を犠牲にするかわりに、娘に証人として裁判に立たせなかった。
アストリッドもそういった経緯でからなのか、荒れた状態から抜け出していましたね。
アストリッドもそういった経緯でからなのか、荒れた状態から抜け出していましたね。
りきマルソー
路子
と、いうことは、母親から愛されていると思えることは、どれだけ大切かということなのかしら。
愛されてるといっても、表現に対してどれだけ自分が受け入れられるか、というのもあると思います。タイミングだったり、投げかけられ方だったり。
りきマルソー
路子
そうね。
イングリッドは母親の立場からすると、ずっと娘のアストリッドを愛してる。けれど、彼女の希望を聞いてあげるという形での愛し方はずっとしていない。
アストリッドも終盤で、初めて自分からはっきりと、証言をさせないで、そういう愛し方をして欲しいと希望を言う。その時イングリッドは一回躊躇けれど、その希望を受け入れる。その時、初めて、娘の希望を聞いてあげるという愛し方をした。そして、それがアストリッドはとても嬉しかったのね。
イングリッドは母親の立場からすると、ずっと娘のアストリッドを愛してる。けれど、彼女の希望を聞いてあげるという形での愛し方はずっとしていない。
アストリッドも終盤で、初めて自分からはっきりと、証言をさせないで、そういう愛し方をして欲しいと希望を言う。その時イングリッドは一回躊躇けれど、その希望を受け入れる。その時、初めて、娘の希望を聞いてあげるという愛し方をした。そして、それがアストリッドはとても嬉しかったのね。
路子
やっぱりこの映画はストーリーも良いけれど、女優が凄かった気がする。
良いですよね。
りきマルソー
路子
ミシェル・ファイファーのあの目線。アーティスト狂ってますみたいな、いっちゃってる目。
狂気の目。
りきマルソー
路子
うん。光が分散するような、コンタクトを入れているのではないかと思うくらい。
私、レネー・ゼルウィガーも凄く良いと思います。
りきマルソー
路子
ねっ。凄いわね。
レネー・ゼルウィガーというと、『ブリジット・ジョーンズの日記』や『シカゴ』のイメージがあるけれど、この消え入りそうな感じが、とても良かったです。
りきマルソー
路子
この人も危うくて、クレイジー。種類は違うけれど、狂的な感じ。
どの女性も男に人生を狂わされてますよね。
りきマルソー
路子
そうね。
最後の里親だけが違う。私は、この人が一番好きです。人間味あふれるている感じ。
りきマルソー
路子
あのゴミを漁らせる里親のこと?
そうそう。見た目も好きですが…。
りきマルソー
路子
綺麗よね。彼女だけが、男云々言っていなくて、お金が大事みたいに言ってる。
イングリッドも男を受け入れないようにとか言っているのに、男で人生が狂ってしまう。
最初に行った里親のお母さんだって、自分の彼氏がアストリッドに取られるんじゃないかと思い、狂う。レネー・ゼルウィガーが演じる里親だって、旦那が出て行ってしまう、というのも重なり、自殺をしてしまう。
そういう女の姿をアストリッドは見ているから、彼女自身も男性への態度にためらいや嫌悪感を感じる節があるような気がします。
最初に行った里親のお母さんだって、自分の彼氏がアストリッドに取られるんじゃないかと思い、狂う。レネー・ゼルウィガーが演じる里親だって、旦那が出て行ってしまう、というのも重なり、自殺をしてしまう。
そういう女の姿をアストリッドは見ているから、彼女自身も男性への態度にためらいや嫌悪感を感じる節があるような気がします。
りきマルソー
路子
それではすんなりと恋愛は出来ないわよ。
でもあんな強要もせず、ソフトに見守ってくれる都合の良い男はいるのかしらね。
でもあんな強要もせず、ソフトに見守ってくれる都合の良い男はいるのかしらね。
(笑)。
りきマルソー
路子
だって全然彼女のペースを乱さないもの。
もし、アストリッドが他の人を好きになり、どこかに行ってしまえば、ずっと会えなかった訳でしょう?
もし、アストリッドが他の人を好きになり、どこかに行ってしまえば、ずっと会えなかった訳でしょう?
そうですね。
りきマルソー
路子
受け身の人よね。
原作があるみたいですね。
りきマルソー
路子
全米で150万部以上の売り上げを記録し、世界25か国で出版された大ベストセラー小説。愛と生と孤独をテーマに人生を繊細に描くってDVDのパッケージには書いてある。
ジャネット・フィッチの『扉』。
りきマルソー
路子
『ホワイトオランダ―』ってどういう意味なのかしら。
それが映画に出てきた毒の花ってやつですよね? 桃源郷じゃなくて…。
りきマルソー
路子
そうそう。日本語に訳されてたわね。
夾竹桃!
りきマルソー
路子
そうそう。それがホワイトオランダ―なのね。それなら字幕はホワイトオランダ―にして欲しかった。
タイトル『白い夾竹桃』ってことですもんね。人物が毒を持っているみたいなことを言いたかったんですかね。
りきマルソー
路子
ちなみにホワイトオランダ―は日本語で白い夾竹桃。強く美しく生きる為に毒を放つ花。花言葉は危険とか恵まれた人。まさにイングリッドの生き方のような花。
イングリッドに寄り添ったタイトルですよね。あっ、アストリッドもそれに近づくみたいな意味合いもあるのかもしれませんね。
りきマルソー
路子
あの中で、母親をひとり選べるとしたら誰を選ぶ?
適度に突き放す関係なのは、最後の里親ですよね。
りきマルソー
路子
商売をやらせる人ね。
レネー・ゼルウィガーの里親に関しては、彼女の自殺を止めさせる為に、アストリッドをそばに置いたと、いうのは、イングリッドが劇中に言っていた通りだと思います。
りきマルソー
路子
気晴らし兼監督者ということね。
路子さんは誰が良いですか?
りきマルソー
路子
誰がお母さんというのは別として、 共感出来るのは、レネー・ゼルウィガーの自殺する里親と、イングリッド。ふたりを合わせ持ったら、私が出来上がるかもしれないと、思うけれど、やっぱり嫌だわ…。
私もりきちゃんと一緒の人。そういうシーンは描かれてはいなかったけれど、典型的に描くとすれば、ああ見えても割と情があるみたいに描かれる人ね。
私もりきちゃんと一緒の人。そういうシーンは描かれてはいなかったけれど、典型的に描くとすれば、ああ見えても割と情があるみたいに描かれる人ね。
割とああいうタイプの人に呼ばれたら、娼婦として働かされるイメージがあるけれど、それがちょっと違う。
りきマルソー
路子
そうそう。フリマで服を売るの!
ゴミから売り物の服を見つけてるにせよ、あれ?普通のことやってるって思っちゃいました。盗むとかじゃないんですね。
りきマルソー
路子
フリーマーケットだもの。意外と良い人(笑)。
路子
一番嫌なのは、最初に引き取った里親。極端な形で描かれているとしても、失われていく若さというものに恐怖を持ち、キリスト教に対して適当に興味と救いを求め、知性もない。あの人が一番嫌。
キリスト教の話をしていても、深みが無いんですよね。説得力が無い。
りきマルソー
路子
よくいるね。結局、自分自身に向かわず、相手に向かってしまうところも嫌い。
ある程度の縛りは必要、でも自由過ぎてもダメだ、ということを考えました。ある程度の制約があるからこそ、自由が保たれるというか…。
りきマルソー
路子
りきちゃんの場合は、完全に子どもの立場でしか観ないでしょう?
そうですね。
りきマルソー
路子
だからママと自分の関係という風に観ていると思うけれど、そういう風に重ねて観ているの?
ああいうところがあるなとか、思い通りに従うところがあって、それに対して自分はこういう風に思ったとか。
ああいうところがあるなとか、思い通りに従うところがあって、それに対して自分はこういう風に思ったとか。
アストリッドを見ていると、良い子でいなくてはいけないとまではいかなくても、イングリッドに言われたことに従うだとか、引き取ってもらった人の好みで服装や習慣を変えてしまうようなところは、似ているのかなって思いました。
りきマルソー
路子
でもそれは生存本能よね。
従っていなくてはいけないと思ったり、相手に言えないところは似てますね。だからこそ、ラストで母親に対して言ったこと、今回、私自身が家を出ると、自分の母親に話したのが…。
りきマルソー
路子
重なった?
そうですね。映画ほど強くは言ってないですが、そういうのは重なりましたね。解放というか。
りきマルソー
路子
りきちゃんのお母さんは、お姉さんよりも、りきちゃんの方が自分と似てると思ってる?
そうだと思います。
りきマルソー
路子
そうよね。趣味とかの話を聞いていると、私もそれを感じる。
愛するのとは別として、自分と似ているものを持っている者として、何かを感じるんだと思うの。だからこその重圧はあるかもしれないね。
愛するのとは別として、自分と似ているものを持っている者として、何かを感じるんだと思うの。だからこその重圧はあるかもしれないね。
さらに言うと、里親を渡り歩いてる中で、落ち着きたいという気持ちが絶対あると思うんです。
りきマルソー
路子
そうね。
だからこそ相手に言えないし、重圧を受け入れて従って生きるしかないのかもしれませんね。
りきマルソー
路子
里親のところに行く度に、そのカラーに染まるでしょう? それで母親に会いに行くと、それを見抜かれ、否定され、ああしろ、こうしろと言われる。それに対してアストリッドはその通りにする。
彼氏に対する評価も、アーティストではなくて漫画家でしょう?とバカにされて、はじめは頭にきていても、自分の場所に戻ると、イングリッドの意見を受け入れてしまう。
イングリッドの意見を聞いて、ああやっぱりそうだなと、思っているからそうしているのかしら。 それとも、ずっと支配されていたり、洗脳されている習慣があったから、つい言うことを聞いてしまうのかしら。 両方もあるとは思うけれど…。
彼氏に対する評価も、アーティストではなくて漫画家でしょう?とバカにされて、はじめは頭にきていても、自分の場所に戻ると、イングリッドの意見を受け入れてしまう。
イングリッドの意見を聞いて、ああやっぱりそうだなと、思っているからそうしているのかしら。 それとも、ずっと支配されていたり、洗脳されている習慣があったから、つい言うことを聞いてしまうのかしら。 両方もあるとは思うけれど…。
そうやってずっと生きていたのだとしたら、習慣に近い感じはしますね。
りきマルソー
路子
今迄、自分の意志で動いてきていないものね。
路子
男達が魅力的ではなかったね。
最初の里親の彼氏役は見た目好きですけどね(笑)。
りきマルソー
路子
細くて良い身体してたね。私ダメなのよ、線が細くて(笑)。
レネーが演じる2番目の里親の旦那さんは?
レネーが演じる2番目の里親の旦那さんは?
見た目ですか? 中身?
りきマルソー
路子
好みかどうかよ。
私やっぱり、最初の方が良いですね。
りきマルソー
路子
でもふたりとも、線細目でりきちゃんの好みでしょう?
うーん。もうちょっと顔がかわいい方がいいです(笑)。 2番目の旦那さんは、顔だけで判断すると、ちょっと面倒くさそうな気がする。
りきマルソー
最近、このDVDパッケージ(私物)によく目がいっていたんです。
りきマルソー
路子
このパッケージ本当に美しいわね。
そういえば、ホワイトオランダ―を牛乳に入れて飾るシーンがあったけれど、この花はそうするものなのかしら。白い色で合わせているのが、とても綺麗。だからこのDVDのカバー、とても気に入ったの。
そういえば、ホワイトオランダ―を牛乳に入れて飾るシーンがあったけれど、この花はそうするものなのかしら。白い色で合わせているのが、とても綺麗。だからこのDVDのカバー、とても気に入ったの。
あれはアーテイスト的な発想なんじゃないですかね。
牛乳のことは、ネットでも気になってる人がいるみたいです。花を牛乳にいけるのは、毒を抽出する為だったと、考えた人もいるみたいですね。
牛乳のことは、ネットでも気になってる人がいるみたいです。花を牛乳にいけるのは、毒を抽出する為だったと、考えた人もいるみたいですね。
りきマルソー
路子
原作には「植物全ての部分と、周辺の土壌にまで毒があります。口から摂取することで、これまでも人や家畜の死亡例がありました。」と、書いてあるんですって。
「バリー(イングリッドの彼)の家に押し入り、関節炎薬DMSOとオランダーの樹液の混合物を、バリーの家中の表面に塗り、その結果、バリーは死亡。というのも、DMSOはオランダーの毒を皮膚に吸収させる働きがあるため。」
「バリー(イングリッドの彼)の家に押し入り、関節炎薬DMSOとオランダーの樹液の混合物を、バリーの家中の表面に塗り、その結果、バリーは死亡。というのも、DMSOはオランダーの毒を皮膚に吸収させる働きがあるため。」
手の込んだ殺し方ですね。
りきマルソー
路子
家中のものに塗るって、非現実的ね。
彼の家に行った時は、まだ生きてましたよね? そんなに毒性が強いなら、自分は大丈夫なんですかね。彼の家から戻ってきた時、血にまみれたりはしていなかったから、そういう殺し方ではないとは思っていましたけど。
りきマルソー
路子
アストリッドがイングリッドに殺したことを聞いている時、殺されそうになったから殺したって言ってたわね。それだと、とっさの出来事に聞こえるけれど、とっさの行動でいろんなところに毒を塗るなんてしないわよね?
正当防衛では塗らないですよね。きゃーって言いながら塗って。
りきマルソー
路子
殺される―って言いながら、その辺を触るのをジワジワ待ってるってことでしょう? それって変(笑)。
路子
やっぱり、ホワイトオランダ―を牛乳にいけるシーンが本当に印象的。私も今度花をいけるとき、やってみようかしら。
この映画、白という色を凄く大事にしていますよね。牛乳にいけたホワイトオランダーもそうですし、イングリッドの法廷シーンの真っ白な衣装も。彼女の強さが際立っていましたね。
りきマルソー
路子
イングリッドは魅力的よね。法廷から去っていく最後のシーンが一番綺麗だと思った。
頬がこけたりはしてますけど、何年経っても自分の強さがあるからなのか、全然変わらないですよね。寧ろ強くなっていく感じがします。
りきマルソー
路子
本当に。強いというか、強烈。
追い込まれれば追い込まれる程、強くなるタイプですよね。監獄の中でもアーティスト活動をして個展を開くぐらいだし。
りきマルソー
路子
シャネルはああいうタイプかもしれない。良い映画だったわね。凄く面白かった。これは名作!
~今回の映画~
『ホワイト・オランダ―』 2002年10月 アメリカ
監督:ピーター・コズミンスキー
出演:アリソン・ローマン/ミシェル・ファイファー/レネー・ゼルウィガー/ロビン・ライト・ペン