◎よいこの映画時間・番外編★是枝裕和 監督作品 『真実』 ジャパンプレミア
2019/11/13
10月11日の公開に先駆け、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュが出演している是枝裕和監督作品『真実』のジャパンプレミアがTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されました。
プレミアラグジュアリーシート(とっても豪華な席)で、ふたりの姿を見ることができた路子さんと私。
そこで今回は、ジャパンプレミアの様子を私たち目線でお伝えしたいと思います!
路子
ドヌーヴの姿を見たら、走馬燈のように、彼女の出演した作品が頭の中を駆け巡ったわ。
本当にそうですね。
りきマルソー
路子
いままで、彼女がデビューしたころからずっと見守ってきたかのように。
あんなのも出演してたなーとか。
りきマルソー
路子
辛い時期もあったわねとか。そう考えると、第一線で何かを続けるのは、それだけでもすごいことよね。
しかも10代の頃から。
りきマルソー
路子
笑わないとか、ツンとしているところが、自分の特徴だ、と言っているけれど、本当にほとんど笑わなかったわね。ビノシュに同意を求められたときに「ふふん」と笑う程度。
ビノシュの方が笑いますよね。
りきマルソー
路子
あの人はバカ笑いするのよね。
ビノシュの「ガハハ」みたいな笑い方、結構好きなんですよね。
りきマルソー
路子
ちょっと品が無いぐらいの感じの笑いね。
映画の中でも、実生活でも、その笑い方なんですね。
りきマルソー
あんなに子どもを愛でる人だとは、思いませんでした。
(ドヌーヴは、吹き替え版の声を担当する佐々木みゆちゃんの髪の毛をずっと触ったり、プレス撮影の時に抱っこしたりしていたのです。)
(ドヌーヴは、吹き替え版の声を担当する佐々木みゆちゃんの髪の毛をずっと触ったり、プレス撮影の時に抱っこしたりしていたのです。)
りきマルソー
路子
もう癖と言っていいくらい。
カメラを気にして、という人では無いから、意識していない感じですよね。自分の孫にするように。
りきマルソー
路子
インタビューで、「今は孫と過ごす時間がとても幸せだ。」と言っているもの。ドヌーヴもすっかりおばあちゃんなのね。
姿とか見た目ではなく、ただよう雰囲気や中身がおばあちゃん。何かを超えたような気がするんですよね。
りきマルソー
路子
そうそう、私もそれは思った。
だからこそ、今後の役の広がりに期待しちゃいますね。
りきマルソー
路子
ビノシュは私と同じくらいの歳なの。フランスの人だから、女として最高にいい時期で、これからどんどん活躍をする人だと思う。輝いていたものね。
かっこよかったですよね。
りきマルソー
路子
ドヌーヴでいうと、50代といえば…。
『インドシナ』ぐらいですか?
りきマルソー
路子
そのあとぐらいかしら。20年ぐらいの差があるのね。
ビノシュは少し長い時間、撮影で日本にいたことがある、と言っていたけれど、そういえば日本の映画に出演しているのよね。
ビノシュは少し長い時間、撮影で日本にいたことがある、と言っていたけれど、そういえば日本の映画に出演しているのよね。
河瀨直美監督の『Vision』ですね。フランス映画祭の団長としても来日していますし、その時にコンテンポラリーダンスの公演や展覧会もやっていたかと思います。
りきマルソー
路子
一時期、精力的にお芝居以外のことをしていたのよね
路子
前回私たちがフランス映画祭でドヌーヴを見た時と比べて、「ザ・女優」という雰囲気が薄まっているような気がした。
たしかに。あの時は、フランスの監督や俳優も一緒に来日していたから、周りが持ち上げていたからかもしれませんね。
りきマルソー
路子
ドヌーヴの衣装、シンプルで良かったわね。
真っ黒の。
りきマルソー
路子
そう、手のところにファーが付いていて、シルエットを隠すようなデザイン。どこのかしら…。それにヒールの黒い靴を履いて。
必ず履くというヒール。
りきマルソー
路子
うん。ドヌーヴは、ああいうシンプルな衣装の方が、引き立つわね。
前にも話したような気がするのですが、足元に青いタトゥーみたいなもの入っていますか?
りきマルソー
路子
入れてるのかしら…。入れなさそうだけれど。
宮本信子の衣装も黒でしたね。
りきマルソー
路子
あの衣装もどこのかしら。かっこいいな、と思って。スタイリストを褒めてあげたい。しかもブーツ。伊丹十三の奥さんよね?
そうですね。
りきマルソー
路子
彼女もかっこよかったわね。発言も、とても簡潔。
登場、退場でお辞儀をしたりするのを見ると、やっぱり日本人だな、って思いますよね。宮崎あおいはあんなに細いんですね。顔も小さい。
りきマルソー
ドヌーヴも言っていましたけど、言語の違う人と映画を撮るなんて、かなりのストレスですよね。お互いに、伝えたいことをちゃんと伝えられないですもんね。
りきマルソー
路子
うん。通訳を介してだと難しいわよね。
宮本信子が、「ここはこういう風に言われたんだろうな、と思ったところがあって、笑ってしまった。」と言っていたけれど、どこのシーンだったのかしらね。きっと自分もそういう経験があるから分かる、ってことよね。
宮本信子が、「ここはこういう風に言われたんだろうな、と思ったところがあって、笑ってしまった。」と言っていたけれど、どこのシーンだったのかしらね。きっと自分もそういう経験があるから分かる、ってことよね。
ですね。女優あるある的なものなんですかね。
りきマルソー
*映画鑑賞ののち、興奮はおさまらず、話は尽きず、それはそれは楽しい夜の会へと流れたのでした。
画像引用元:シネマトゥデイ(https://www.cinematoday.jp/gallery/E0015857/11.JPG.html)及びその他