■■「VOCE」ヴォーチェ 6月号☆■■
2017/02/08
いま発売中の「VOCE」ヴォーチェ 2011年6月号(272ページ)に私の好きな女性たち、彼女たちが生んだ言葉が、掲載されています。
教科書には載らない美しき「私的道徳」
時代より自分を生きる女「10の哲学」
サガン、ピアフ、アナイス・ニン、大庭みな子、ルー・ザロメ、マリリン・モンロー、ウェイフェイ。
「灯す言葉」という特集です。
ライターはシャネルのときと同じ小川聖子さん。
前回で全面的な信頼を寄せているし、個人的にもお話をするなかで、彼女の言葉のセンス、物事の考え方にとっても共鳴しているので、楽しいお仕事でした。
担当の編集者もシャネルのときの福田秀芳さん。
引っ越し中のあわただしさのなか、近くのカフェまでおふたりにおいでいただいて、一時間、なにかに憑かれたかのようにしゃべってしまった私の、ひとつひとつの意見に、いいかげんではなく、ちゃんと引き受けてうなずいてくださいました。
あの時間で、私のなかで、あらたな確信が生まれて、とても貴重な時間でした。
本文からちょっとだけ引用してしまいます。
「……でも、こうしてのみこんだ言葉は、私たちの内側に溜まっていく。
感性を解放せずに押し殺し続けていたら、私たちの心はいつか壊れてしまいます。人はみんな、何かの形で自己を表現することで、自分の存在を実感し、生きる歓びや充実感を得るのではないでしょうか」
プロフィールの写真の上にはさりげなく、
「なるべく自分を誤魔化さずに生きる」という言葉が。
「100パーセント誤魔化さないで生きるのは無理っ、でも、なるべくね、できるだけ、せいいっぱい、誤魔化さないで生きたいよね」
と、そんなお話をしたことを思い出しました。
ひろってくださっていたのですね。ありがとう。