◆第29回 2017 2/25「茨木のり子」
2017/05/23
ごきげんよう。
ようやく冬眠から目覚めたら、「しなければならなかったこと」がてんこ盛りでびっくり。こんなことなら目覚めなければよかった。
ち。
なーんて、はしたなくも舌打ちなどしてしまう、イケナイ女な今日この頃。
みなさまはお元気でいらっしゃいますか。
2月の「山口路子のミューズサロン」のご案内です。
◆2月25日(土)15時から18時(以降、ゆるやかに終了)
※2月は第4土曜日の開催となりますのでご注意ください!
◆テーマは……
これよ。
***
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
***
ヒントをお望みですか?
はい、じゃ、これでいかが?
***
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
***
ピンポーン。
2月25日の路子サロン、テーマは、「自分の感受性くらい」がとっても有名な詩人、茨木のり子です。
ご本人の写真を見ると、すっごく「スタイルがあるひと」ってかんじ。うっとり。
そして、んもう、その文章は美しく、そのまなざしは、かぎりなく優しくするどいのです。
『軽井沢夫人』にも茨木のり子が登場しています。P221 P222 そしてP232。こんなかんじ。
***
「乾いているのを多忙のせいにする女に未来なはいのでございますわよ」by軽井沢夫人
のあとに
「もっと、のたうちまわってよいと思うのよ。迷って悩んで悶絶してよいと思うのよ。……
簡単ですものね、何かのせいにするのって。仕事のせい、家事育児のせい、恋人のせい、夫君のせい……。すべては自分自身の問題なのに。こんなこと言うと、茨木のり子さまに叱られちゃうかもしれないけれど、やはり、
『自分のエロスくらい
自分で守れ
ばかものよ』
と言ったところでございましょうか」
***
!!!
私ったら、なんてことを!!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい(by現在の山口路子)
さてさてさて。
気を取り直して。
ナビゲーターに、路子サロンの守護女神、文学から、あんなことこんなことまで幅広い知識と興味をお持ちの山本直子さんをお迎えします。
山本直子さんは茨木のり子の大ファン!
「私も大好きなんです! お願い、教えてくださいっ」と私が懇願して実現した今回の企画。
茨木のり子ってどんな人だったのか、彼女が創ったもの、その創作の根っこにあったもの……。
私もこの機会に、あらためて彼女の魅力を探ろうと思います。
というわけで。
茨木のり子ワールド、ご一緒しましょう。
下記、私のブログ、茨木のり子にふれている記事です。どうぞご覧ください。
■個人のたたかい 金子光晴の詩と真実 茨木のり子(2007年12月21日)
http://michikosalon.com/blog/402
■自分で守ればかものよ(2013年8月23日)
http://michikosalon.com/blog/821
■「個人のたたかい」から離れちゃだめ(2017年1月14日)
http://michikosalon.com/blog/3437